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* 学情研メールマガジン============================= 2004/07/23
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*             (財) 学習ソフトウエア情報研究センター

*                 【http://www.gakujoken.or.jp
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事務局から:
 文部科学省生涯学習政策局所管で主に学習ソフトウェア収集・提供を行う
「学情研」と関係の深い方々に学情研メールマガジンを送らせて戴きました。
 配信登録やバックナンバーは下記URLからお願いいたします。

         (http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga.html
 次回から「学情研メールマガジン」の配信を希望されない方は、下記E

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ださい。今後とも、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

        (連絡先)Eメール:gjk@gakujoken.or.jp
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□ 目次                     (以下敬語敬称 略)

[ニュース コーナー]New!!

● 小学校英語教育センター設置へ 鳴門教育大
若年者の社会的自立確保法制定を提言 教育総研
教職員研修会を市民に公開 埼玉県志木市教委

[メッセージ]
情報倫理教育の必要性

[特別寄稿]
●「世界の旅バーチャ ル・グランドツアー(72)ニューヨーク・グランド ゼロ」
●「バリ島の花」

[お知らせ]
● 学情研主催「情報教育セミナー2004」のご案内
● 「第5回インターネット活用教育実践コンクール」のご案内

[学情研の動き]
● 教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研の新情報('04/07/23)
●「学習情報研究」7月号の目次('04/07/10)


  [要約紹介(第4回目)]

  -『中高一貫校における情報教育カリキュラム1』
  -『中学校における情報活用教育カリキュラム』
●「学情研ネットワーク研究会員」の特典のお知らせ


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[ニュースコーナー]New!!

日本教育新聞社の協力により、最近2週間の教育界の重要な動き3点を

紹介します。なおコメントは下記Eメールアドレスにお願いいた します。

●小学校英語教育センター設置へ 鳴門教育 大 
 鳴門教育大学は来年4月、小学校の英語教育を支援する「小学校英語教育セン
ター」を設置、小学校教員向け講習会などを開く。同センター専任の研究者1人
を含め計4人の教授、助教授、講師で運営する。

●若年者の社会的自立確保法制定を提言 教育総研
 
日教組のシンクタンクである国民教育文化総合研究所(教育総研)の「若年層
の雇用問題と職業教育のあり方を考える研究委員会はこのほど、総合的に施策展
開するための「若年者の社会的自立の確保に関する法律」(仮称)の制定を求め
るなど、深刻な若者の就職問題の解決を目指した提言をまとめた。

●教職員研修会を市民に公開 埼玉県志木市教委 
 
埼玉県志木市教委は7月26、27の両日、市内小・中学校の教職員を対象と
した研修会を市民にも公開する。市民と一体感のある教育を目指す同市の方針に
基づく取り組み。

 
日本教育新聞社のHP:
http://www.kyoiku-press.co.jp(毎週金曜日に更新)
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(連絡先)Eメール:henshu@kyoiku-press.co.jp

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[メッセージ]

情報倫理教育の必要性
  (
十文字学園女子大学 社会情報学部 井口 磯夫


1.子どもを愛せない大人たち

 新聞に毎日のように報道され る、幼児虐待や児童虐待のニュース。祖母が嫁と
教育方針の対立で孫の首を絞めて怪我をさせたという記事を目にして、「愛情」
の喪失がここまできていることに愕然とさせられる。いったい、世の中はどうなっ
ているのだろうか。

 長崎佐世保事件とチャットの問 題(第73号)や転落する教師像(第70号)の問
題などを取り上げてきたが、いずれも根が深いものでICTの急速な普及に原因
を押し付ける訳にはいかない。親子のコミュニケーション喪失、家族間の愛情喪
失などが背景にあって、チャットのようなバーチャルな世界に寂しさの穴埋め、
愛情の穴埋めを求めてくる子ども達が多くなったとは考えられないだろうか。そ
のようなことを考えていたとき、ふと思い出したのが,次の調査報告書である。

2.インターネット依存

(財)コンピュータ教育開発センターでは,平成13年度に文部科学省の情報教
育の改善に資する調査研究委託事業として、「情報化が子どもに与える影響」に
関する調査を行って、その報告書を出している。
http://www.cec.or.jp/books/morals.html

同調査報告書には、児童・生徒、教師、保護者に対するアンケートの結果が考
察され、貴重な意見が述べられている。総括の中で、小中学生において「インター
ネット依存」傾向には、家庭・親子関係が強く影響を与えていると述べられてい
る。家庭・親子関係が非良好であるほど、「インターネット依存」傾向が高くな
るそうで、家庭・親子関係での満たされない気持ちを解消するためにインターネッ
トを利用しているのだろう。

 本調査をまとめた広島大学の越 智 貢氏は、教育界でも社会一般にもまだ「イン
ターネット依存」という言葉が認知されていないとしながらも、次のようなチェック
リストを作成されている。

「インターネット依存」チェック リスト(前掲の報告書より)

     過 度に長時間のインターネット接続(3時間/日以上,20時間/週以上)

     イ ンターネット離脱時における、不安、鬱、情緒不安定、インターネット上で
起こる出来事への妄想的思考、次の接続の希求などの状態

     接 続時間の制御不能とそれに伴う無力感

     精 神的、身体的あるいは社会的、職業的な問題を抱えてしまうにもかかわらず、
そういった事態を軽視したり無視したりする態度

     別 人格へのなりすまし

     現 実の生活における劣等感

     こ れら全般にわたる接続期間が12ヶ月以上であること(15歳以下の場合は3ヶ月
以上)

「インターネット依存」や「インターネット中毒」という用語の定義があいまい
 なままに使われているという指摘もされているが、上記のような傾向を有する人
は、「インターネット依存」に陥っていると考えられる。

3.情報倫理教育

 私立大学情報教育協会(http://shijokyo.or.jp)では,1994年に発行の「情報倫理教
育のすすめ」の中で、「情報倫理」を「情報化社会において、われわれが社会生
活を営む上で、他人の権利との衝突を避けるべく、各個人が最低限守るべきルール
である」と定義し、
1995年に情報倫理の諸問題について「情報倫理概論」として
一つのテキストを作成している。(
http://www.shijokyo.or.jp/LINK/report/report2.htm

 その後、インターネットの急激 な普及に伴い、ネットワーク上での犯罪をはじ
め基本的な人権の侵害など多くの問題が毎日のように報道されるようになっている。
このような状況に対処すべく 情報倫理の問題はインターネットを抜きに考えられ
なくなり、「インターネットと情報倫理」というテキストを
1999年に発刊している。
この テキストを基にして、大学の初年教育用の情報倫理教育e−ラーニング教材
を現在作成中であり、
月6日(月)に、立教大学池袋キャンパス7号館で研究
集会を予定している(ただし、一般 公開ではない)。

4.そして、情報モラル教育

 文部科学省では、学校教育で適 切な情報モラル教育が実施できるように指導事
例や、教材を開発している。それらの事例はいろいろなWebサイトに紹介され
ている。最近のものでは、情報モ ラルの授業実践事例を約
50事例集めて、独立行
政法人教員研修センターのサイトに紹介している。
http://sweb.nctd.go.jp/support/index.html

 チャット依存やインターネット 依存にならないように、親がしっかり管理する
必要があり、また学校教育でも児童生徒をしっかり指導することが重要である。

 

           《ご意見は掲示板にどうぞ》

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[特別寄稿]

●「世界の旅バーチャル・グランドツアー(72) ニューヨーク・グランドゼロ
(連載) [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 今回は、米国ニューヨーク市「ニューヨーク・グランドゼロ」の動画像です。

 ニューヨーク・グラウンド・ゼ ロは、2000年9月11日のテロで崩壊した「世界貿易
センタービル」の跡地で、「ニューヨークの爆心地」と訳されます。今年7月4日、
米国の独立記念日に、「フリーダム・タワー」
(自由の塔)の起工式が行われました。
フリーダム・タワーは、ニューヨーク・グラウンド・ゼロに建つ予定で、完 成すれば
高さが世界一の
1776フィート(約540m)になります。米国が独立した年、1776年に
合せた高さとなっています。


 フリーダム・タワーの建設 には、いろいろの議論があります。一方では、テロの犠牲
者の足跡である「世界貿易センタービル」の跡地は、祈念公園にして残して欲しいとい
う遺族の感情があります。他方、フリーダム・タワーに追悼の思いを込め再開発をした
いという思いがあります。

 
2000年9月11日、ニューヨーク・グラウン ド・ゼロでテロが発生したのは朝8時50
頃、今でもテロで犠牲になった人々が、地下鉄
E線の「World Trade Center」駅から通勤
しているような不思議な感覚に襲われます。

≪動画・静止画「ニューヨー ク・グランドゼロ」のホームページ≫


[次回はニューヨーク・タイムズスク アです]≪ 写真をダブルクリックして下さい≫


● 「バリ島の花」
   [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 学情研ネットワーク研究会員の松さんから、インドネシア国の「バリ島の花
の映像が送られてきました。


 
 ロストラタ(ヘリコニア属)は中南米に分布する美しい植物です。バナナの
ような長い楕円形の葉の間に、赤色でつぼみの縁が緑の花が垂れ下がっていま
す。高温多湿を好み、日本では温室に植える植物です。

 熱帯の庭園は、観 葉植物としてとして見慣れている植物が、たくましく育っ
てさながら熱帯植物園のようです。スコールが、植物を生き生きとさせます。
 

 ユニークな表情をしている石像は、庭園のアクセントになっています。
 バリ島上空には、大きな積乱雲が出ていました。

≪動画・静止画「バリ島の花」 のホームページ≫


《ご意見は掲示板にどうぞ》 ≪写真をダブルクリックして下さ い≫


(特別寄稿の原寸大映像は、膨大な容量になりますので、ご希望の方に実費で
CD-ROM/DD版「地域学習の為のデジタルアーカイブ」を提供いたします)
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[お知らせ]

● 学情研主催「情報教育セミナー2004」のご案内

 日 時: 平成16年8月4日(水) 9:30〜15:00(受付9:00)
 会 場: 市ヶ谷アルカディア・富士の間
 テーマ: 『21世紀のリテラシーを考える』
    問合せ: セミナーHP   http://www.gakujoken.or.jp/seminar.html


● 「第5回インターネット活用教育実践コンクール」のご案内
  地域社会や学校などの教育におけるさまざまな活動の中で、インターネットを

有効に活用している優れた実践事例を広く募集します。

 応募締切: 平成16年9月30日(木)

 応 募 先: インターネット活用教育実践コンクール実行委員会

 (事務局)  〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-17-1視聴覚ビル (財)日本視聴覚教育協会内
       電話:03-3591-2186  FAX:03-3597-0564 e-mail:info@netcon.gr.jp

  応募資格: ■国公私立小・中・高等学校・大学等/教育委員会/在外教育施設/
                社会教育施 設/企業・団体・教職員の研究グループ
              ■教職員・児童生徒/社会教育指導者/社会教育施設関係者・利用 者
 応募方法: 応募様式・報告書フォーマットは下記からダウンロードしてください。
       http://www.netcon.gr.jp/
              指定の応募様式および実践事例報告書を以下の要領で提出してください。
             (メール送信のみ)
              (1)応募様式に必要事項を記載してください。
              (2)実践事例報告書に以下の項目をA4(縦長横書き)2枚程度にまとめて
                 記載してください。
        1. 実践のねらい
                2. 特徴・工夫・努力した点(知・創造性・コミュニケーション力の育成、
                   心の教育、情報モラル育成の観点から)
            3. 実践内容

                4. 実践結果
        5. 考察(今後の課題)
       なお、図表・写真等の別途参考資料はメール送信の他、郵送でも受け付け
              ます。

  


    問合せ: コンクールHP   
     
http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga76/Boshuu_Omote.pdf
      http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga76/Boshuu_Ura.pdf


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[学情研の動き]

● 教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研の新情報('04/07/23)

 学情研ネットワーク研究会員のページ北 海道地区版」に「函館沖のイカ漁、
北海道の火成岩、有珠山噴火の記」の地域素材を追加しました。

             
http://www.gakujoken.or.jp/Gate-EX/gatex.cgi


●「学習情報研究」7月号の目次('04/07/10)
「学習情報研究」7月号が発刊されました。内容は、「情報教育とその評価」を特集
しています:

【目次】 (敬語敬称略)
 (1)情報教育のカリキュラムと評価をどうするか 黒上 晴夫(関西大学)
 (2)小学校におけるカリキュラムと評価1 前田 康裕(熊本大附属小学校)
 (3)小学校におけるカリキュラムと評価2 岩田 諦慧(輪之内町立大藪小学校)
 (4)中学校におけるカリキュラムと評価1 澤田 一彦(滋賀大附属中学校) 
 (5)中学校におけるカリキュラムと評価2 田中 龍三(大阪教育大附属池田中学校)
 (6)高校「情報」のカリキュラムと評価1 中津井浩子(甲南高校・中学校図書館)
 (7)情報教育のカリキュラムと評価をどうするか 江守 恒明(富山県立大門高校)
 (8)表現を重視した情報のカリキュラム  半田 亨(早稲田大学高等学院)
 (9)中高一貫校における情報教育カリキュラム1 小笹 雄二(神奈川県立大師高校)
 (10)中学校における情報活用教育カリキュラム  文田 明良(立命館中学校・高校)
 (11)メディアリテラシーのカリキュラムと実践事例 中村 純子(川崎市立麻生中学校)



 [要約紹介(第4回目)]

-『中高一貫校におけ る情報教育カリキュラム1』 -小笹 雄二
 大師高校の情報教育の基本理念は「SKILL&CREATE」である。ただコン
ピュータの使い方を教えるのではなくコンピュータという道具を使って「何を」創造し、
また「何を」表現をしていくのかを追求している。
<総合学科、情報A、マルチメディア、新たな挑戦、ソフト紹介>
 
-『中学校における情報活用教育カリキュラム』  - 文田 明良
 情報活用教 育をすすめる上で留意すべきことは3つ。
@「情報」を一教科として孤立させないで、教科間を連携し、各教科を活性化できるよ
うに心掛ける。
Aスキルで評価するのではなくて、作品のコンテンツやプレゼンの表現力などオリジナ
リティな部分で評価するように心掛ける。
B具体的な指導に関わっては独自の教材やテキストなどを用意し、独自のカリキュラム
をすすめる努力をする。
サイエンス、教科連携、オリジナリティ、中高一貫、高大連携、系統的カリキュラム



なお、「学習情報研究」の定期購読者は、次の「学情研ネットワーク研究会員」
の特典が受けられます。

         

●「学情研ネッ トワーク研究会員」の特典のお知らせ
会員は、会員IDとパスワードを使い 「教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)
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 ≪特典サンプル≫

【静止画の例:ユングフラウヨッホ】【動画の例:ニュージランドの羊の毛刈 り】
 
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