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*学情研メールマガジン292号 ============================= 2013/01/01
*               (公財)学習ソフトウエア情報研究センター
*                   【http://www.gakujoken.or.jp
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事務局から:謹賀新年 本年もご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
バックナンバー: http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga.html
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□ 目次                              (以下敬語敬称略)

                    
                            《クリックしてください》
[年頭のご挨拶]  - 有害情報から児童生徒を守る -

[ニュースコーナー]New!!
● 次期指導要領、枠組み検討
● バカロレア導入へ研究 
● 小学生の平均点、上昇傾向 国際数学・理科教育動向調査
●未成年のスマートフォン所有率14%から37%に
●文部科学省の報道発表より
(1)学校法人会計基準の在り方について 報告書(素案)に関する
(2)障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)
   について

(3)平成25年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成24年10月末現在)
   に関する調査について

[メッセージ]
●正確なデジタルアーカイブ教材と指導案を次世代に残そう!
Web教材「守ろう!地球いきもの「阿寒湖マリモの不思議を学ぶ」
 - 第19回目 -『みんなで作る阿寒湖マリモマップ*学習教材*マリモの生態系
        〜
ウチダザリガニってどんな生き物?(4)〜』 -
Web教材「自然エネルギー体験ランド」(日本デジタル
アーキビスト研究会(千葉))
 - 第19回目 -『
風力エネルギー工作教室1*風力発電模型
        〜
準備するもの』 -
Web教材「ユビキタスおもしろキッチン&エコ課外教室」
(群馬・科学講座研究会(CEMIの会))」
 - 第19回目 -『
洗う物でサイエンス*油汚れを落す洗剤の不思議
        〜スチールのたわしにできるサビの不思議〜
』 -
We
b教材「キッズブロードキャストしぶやチャンネル
 〜映像編集体験〜「自分の番組」を作るまで」(ICT利用普及研究会(東京))
 - 第19回目 -『ビデオ編集の心得*音楽の重要性』-
● Web教材「子どもたちの職業観を育成するe―手仕事図鑑
 - 第69回目 -『全国のe手仕事図鑑をさがす
ガラス造形作家 北岡真澄さん』 -

[特別寄稿]
●「世界の旅バーチャル・グランドツアー (290)「アーヘン
「平城京」
●「モアサック」

[お知らせ]
●「全国・全校種・全教科・教育情報データベース」への登録について

[学情研の動き]
● 教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研の新情報('13/01/01)
●「学習情報研究」1月号の目次('13/01/10)

  -『日常授業のためのICT環境-
  -『小学校における普通教室のICT環境整備の工夫-
  -『中学校におけるICT環境整備の工夫1「ワゴンにのせて、準常設」-
  -『中学校におけるICT環境の工夫2-
  -『教育委員会による普通教室のICT環境整備(1)-
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[年頭のご挨拶]     - 有害情報から児童生徒を守る -

      公益財団法人学習ソフトウエア情報研究センター理事長 菱村幸彦


 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
 昨年4 月に「学校安全推進計画」が閣議決定されました。同計画は、学校保健安全
法に基づくもので、各学校における学校安全を強化するため、安全教育の充実や地域
・家庭との連携を図った学校安全のための具体的方策を定めた国の計画です。

 なぜ、本誌でこんな話をするかと言いますと、実は、学校安全推進計画の中で、安
全教育の充実方策の一つとして、「情報社会への対応」が取り上げられたからです。
すなわち、同計画は、「児童生徒等をインターネット上の有害情報から守り、また、
児童生徒等の情報モラルを育成するためには、学校、保護者のみならず、企業や地域
社会が一体となって取り組むことが重要である」と述べ、その具体的方策として「青
少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境を整備していくため、有害情
報へのアクセスを制限するフィルタリングの普及促進その他のインターネットの適切
な利用に関する啓発活動について、学校、保護者のみならず,企業や地域社会と一体
となって取り組む」ことの必要性を掲げています。

 周知のように、近年、児童・生徒がインターネットの出会い系サイトなど有害情報
に携帯電話からアクセスし、犯罪に巻き込まれるケースが多発しています。出会い系
サイトにかかわる犯罪の被害者の約8割が18歳未満の子どもであり、その9割が携帯
電話から出会い系サイトにアクセスして被害に遭っています。

 内閣府の調査によると、携帯電話のフィルタリング利用率は、小学生で約6割、中
学生で約5割、高校生で約4割にとどまっています。中高生の4人に1人が有害情報
にアクセスしている状況にあるにもかかわらず、フィルタリングについて、知らない
保護者や関心がない保護者が少なくありません。

 2008年に「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関
する法律」が制定され、国や自治体は、有害情報から子どもを守るため、児童生徒の
携帯電話におけるフィルタリングの普及促進に向けた施策等を実施しています。
 これからは、学校も学校安全推進計画に基づいて、本格的に有害情報から児童生徒
を守る活動を推進することが求められます。
                   【出典:「学習情報研究」2013年1月号】
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[ニュースコーナー]New!!

 以下では、日本教育新聞社の協力により、最近2週間の教育界の重要な動き
3点を紹介します。なおコメントは下記Eメールアドレスにお願いいたします。

次期指導要領、枠組み検討  
 
文部科学省が13日、次の学習指導要領を見据えた教育内容や評価
方法の枠組みを決める検討会を開いた。今後、現在の指導要領の
「生きる力」の捉え直しや、教育目標・指導内容と評価方法を一体的
に捉えた教育課程の在り方を検討する。
● バカロレア導入へ研究 愛知・旭丘高校など5校  
海外で通用する大学入学資格の「国際バカロレア」(IB)を取得
できる認定校に向けて、文部科学省が全国五つの高校を研究校に選んだ。
平成26年度末までの3年間、IB独自のカリキュラムや指導方法の
研究などに取り組む。

● 小学生の平均点、上昇傾向 国際数学・理科教育動向調査
 
文部科学省は11日、国際教育到達度評価学会(IEA)が昨年3月
に実施した「国際数学・理科教育動向調査」(TIMSS)の結果を
公表した。算数・数学、理科ともに、日本の平均点は4年前の前回
調査と比べると、小学校4年生は上昇傾向、中学校2年生は横ばい
傾向だった。


 URL=http://www.kyoiku-press.co.jp (毎週金曜日に更新)
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(連絡先)Eメール:henshu@kyoiku-press.co.jp



●未成年のスマートフォン所有率14%から37%に
 デジタルアーツ鰍ェ12月10日にまとめた『未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態
調査』によると、携帯電話を持つ10〜18歳のスマートフォン所有率は1年間で14.4%から
37.4%に急増していた。また、高校生は60%を超えており、特に女子高校生は65.0%に及ぶ。
 全体に知らない人と知り合いになったきっかけとして、「Facebook」などの「SNS」(ソー
シャル・ネットワーク・システム)の活用が増えており、未成年では「Twitter」34.9%、
「mixi」22.8%、「LINE」21.0%が多い。
 このほかセキュリティーのための「フィルタリング」使用率は全体で37.2%だが、スマー
トフォン所有者では33.8%とやや低い。【出典:週刊教育資料 No.1235 2012年12月24日 7頁】


● 文部科学省の報道発表より

(1)学校法人会計基準の在り方について
    報告書(素案)に関する意見の募集実施について
 この度、学校法人会計基準の在り方について 報告書(素案)に関する
意見の募集を実施しますので、お知らせします。
(URL参照 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/12/1329265.htm

(2)
障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)
   について
 文部科学省では、平成24年6月、高等教育局長の下に「障がいのある
学生の修学支援に関する検討会(座長:竹田一則 筑波大学大学院人間
総合科学研究科教授)」を設置し、このたび「障がいのある学生の修学
支援に関する検討会報告(第一次まとめ)」が取りまとめられましたので、
お知らせいたします。
(URL参照 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/12/1329295.htm

(3)平成25年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成24年10月末現在)
   に関する調査について
 文部科学省では、高等学校卒業者の就職状況を把握し、就職問題に
適切に対処するための参考資料を得るために、平成25年3月高等学校卒業
予定者の就職内定状況を調査し、このほど、平成24年10月末現在の状況を
とりまとめましたので、公表いたします。
(URL参照 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/12/1328928.htm


文部科学省:報道発表 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/index.htm

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[メッセージ]

●正確なデジタルアーカイブ教材と指導案を次世代に残そう!
[対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:全教科]

 世界最先端のIT国家の実現を目指すe-Japan戦略等に基づき整備された
教育情報ナショナル・センター「NICER」は,平成23年4月1日より「GENES
全国学習情報データベース(旧NICER)」に引き継がれました(図1)。
 本GENESの利用頻度結果から、学校の先生方は他の先生が作成した教材と
指導案を良く活用していると分かりました
(図2)。

 しかし、約14万件ある本GENESの教材データベースには、
尖閣諸島・竹島
・北方四島などと言った時事問題や、最近世界遺産登録された小笠原諸島などが

皆無であると分かりました。


 平成6年春、デジタルアーカイブを提唱した月尾嘉男東大教授は、デジタル
アーカイブの5つの目的として、1)消滅していく遺跡、2)消滅していく芸能、
3)公開されない資産、4)人類共有の資産、
5)文化衝突の回避を挙げて
います。
 正確なデジタルアーカイブ教材と指導案は、文化衝突の回避に不可欠と
言えます。


 ユネスコ憲章の前文では「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、
人の心の中に平和の砦を築かなければならない。 ・・・」と記されています。
先進国である日本は、子ども達の心の中の「平和の砦」となるような、
正確なデジタルアーカイブ教材と指導案を創る必要があると言えます。


<関連URL>
http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga200/merumaga200.htm#[メッセージ]
http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga290/merumaga290.htm


《図をダブルクリックしてください》


Web教材「守ろう!地球いきもの「阿寒湖マリモの不思議を学ぶ」
- 第
19回目 -『みんなで作る阿寒湖マリモマップ*学習教材*マリモの生態系
〜「ウチダザリガニってどんな生き物?(
4)」 』 -
[対象:校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]


 この教材は、平成23年度子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年
教育振興機構)の助成金の交付を受けて公益財団法人学習ソフトウェア
情報研究センターが作成したものです。 私たちが直面している環境
問題には、地球の温暖化や異常気象、さまざまな開発行為による急激
な生物種の縮小、在来生態系を破壊する外来生物への対策など、重要
な課題が山積しています。とりわけ「生物多様性」は、年間4万種と
いわれる加速度的な種の減少が進むなか、現象が分かりにくいため、
問題が顕在化したときには危機が深刻化していることが多いのが現状です。
そこで、生物多様性の問題を身近なものとして捉え、外来生物や絶滅
危惧種の状況を理解して、生態系の維持、バランスが人類に与える
大きな影響を考えるための教材を製作しました。 特別天然記念物
「阿寒湖のマリモ」保護会の協力を得て、特別天然記念物のマリモや
阿寒湖の生態系に環境の変化や特定外来生物が与える影響をとりあげ、
これまでに得られた観察データや地域と子どもたちによる保全活動、
調査の記録を分かりやすく教材にしました。 さらに、地域の子ども
たちが実際に阿寒湖で観察した情報や保全活動の様子などを写真、
ビデオで収録しています。 この教材は、マリモの保護をとおして
子どもたちが生物多様性を自分たちにとって身近な問題として捉え、
考える力を身につけられることを目的にしています。同時に、子ども
たちが調べる力を育てるためのさまざまな情報を収録し、自ら行動
して野外で活動することを支援します。 子どもたちがこの教材を利用
することによって、生物多様性が自分たちの生活や未来に関わる重要
な環境問題であることを理解し、それに対してどのように関わって}
いけば良いかについて考え、行動することを願っております。


「ウチダザリガニって食べられるの?」

ウチダザリガニは食用として日本に持ち込まれました。 ロブスター
のような身でミソも食べることができ“淡水のロブスター”と
呼ばれることもあるそうです。阿寒湖周辺では、観光客向けに
ウチダザリガニ料理を提供したり冷凍したものを販売しています。
以前は生きたまま各地へ流通されていましたが、外来生物法により
「特定外来生物」に指定されて以後、生きたウチダザリガニを運搬
することは法律で規制されています。



《写真をダブルクリックしてください》

Web教材「自然エネルギー体験ランド」(日本デジタル
アーキビスト研究会(千葉))
- 第
19回目 -『風力エネルギー工作教室風力発電模型
用意するもの〜』 -
[対象:校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 本教材は子どもたちへの環境体験学習の一環として利用できる
自然エネルギーをテーマとした楽しいテーマパークです。工作
教室を通して、子どもたちが自然エネルギーへの理解度、関心度
を高めるという、ねらいがあります。さらに、パビリオンでは、
実社会で利用されている様子が伺える事例紹介を見ることができ
ます。また、今回紹介する工作は、夏休みの自由研究のテーマ
としてもご活用頂けます。 子どもたちが作った玩具や道具を糸口
にして、自然エネルギーの世界に子どもたちを導き、環境を重視
する新しい価値観の芽生えと、その進捗を期待する願望、あるいは
夢を作り出すことに寄与していければとの願いから制作しました。
ともすればリサイクルや地球温暖化などの言葉ばかりが先行し、
偏りがちな環境問題をより広く柔軟な思考へと意識改革を行うと
ともに、科学分野への関心をESD的な視点で育んでいくための土壌
作りとして寄与していきたいと考えます。


工作2  
風力発電模型




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Web教材「ユビキタスおもしろキッチン&エコ課外教室」
(群馬・科学講座研究会(CEMIの会))」
- 第
19回目 -『洗う物でサイエンス*油汚れを落す洗剤の不思議
〜水と油を混ぜてみよう〜
』 -
[対象:校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 
台所で洗いもののお手伝いしてますか。 洗剤を使ってお皿や
コップを洗うと、たくさん泡が出て、水だけで洗うより簡単に
汚れが落ちます。 どうしてでしょうね。不思議だと思いませんか。
そんな台所の洗いものについて、意外な不思議をサイエンスしてみます。

スチールのたわしにできるサビの不思議

スチールのたわしは、最初はピカピカ輝いているのに、しばらく
すると、赤茶色に変わってしまいます。 洗っているうちに汚れて
色が変わったのでしょうか? いいえ、スチールのたわしの鉄の
成分がサビて色が変化したためです。 サビはどうして起るので
しょうか。この鉄がサビることを利用してあるものが作られて
いるんですよ。





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Web教材「キッズブロードキャストしぶやチャンネル
〜映像編集体験〜「自分の番組」を作るまで」
(ICT利用普及研究会(東京))
- 第19回目 -『ビデオ編集の心得*音楽の重要性*』 -
[対象:校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 デジタルカメラなどの電子機器の低価格化とブロードバンドや
モバイルWebの普及によって、ICT技術は日用品のような存在に
なっています。それに対し、そうした機材を使いこなせる能力や
態度の育成は、残念ながら充分とはいえません。そこで、インター
ネット社会を生きる子どもたちに向け、身近な自分の住む町や地域
を対象に、ICTを利活用して実際に取材活動を行い、調べた情報を
編集・加工した後に、最新のWebサービスと連動させてインター
ネットで他者に発信するために必要となる知識と態度の習得を目的
としています。それと同時に、受け手側としては他の子どもの発信
した情報を理解し評価する能力を身につけることを目的としています。
このように、この教材を利用した一連の実践活動を通して、子ども
たちの ICTメディアリテラシーの向上を図ることが可能となります。

音楽の重要性

音楽によって映像の雰囲気は大きく変わります。 同じ場面でも、
背景に明るい音楽を流すと楽しそうな場面に見えますが、ホラー
映画のような怖い音楽を流すと、この後何かが起こりそうな感じ
になります。 実は音楽は映像にとってたいへん重要な要素なのです。
このツールで色々な音楽を映像に付けて試してみましょう。



《写真をダブルクリックしてください》

● Web教材「子どもたちの職業観を育成する徳島のe―手仕事図鑑」
第69回目 -『全国のe手仕事図鑑をさがす
ガラス造形作家 北岡真澄さん』 -
[対象:校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]


 苦労しながら手に職をつけ、元気に働く人々の姿を紹介しながら、
働くことの意味、生きがい、喜びなどが共感できるe−手仕事図鑑を
ネットワーク上で利用可能としたものです。
この教材は、さまざまな手仕事にたずさわる職人の方々をイラスト、
音、動画で紹介しています。
全国のe−手仕事図鑑は、手仕事学習データベースにより結ばれ、
全国の子ども達の交流を可能としています。
本教材およびシステムの利用は、非営利の教育目的の場合に限ります。

ガラス造形作家 北岡真澄さん

吹きガラス、板ガラスを加工したもの、金属や木を組み合わせ
ものなど新たな試みに挑戦しています。




《写真をダブルクリックしてください》


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[特別寄稿]

「世界の旅バーチャル・グランドツアー (290)「アーヘン
(連載)  [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:社会・共通]

  アーヘンはドイツ西部、ベルギー近くに位置しています。アーヘン
大聖堂は「皇帝の大聖堂」とも呼ばれ、1978年に世界で初めて誕生した
12の世界遺産のうちの一つです。786年にカール大帝がアーヘンをフラ
ンク王国カロリンガ朝の都とし、宮殿教会として大聖堂の建設を始めま
した。814年にカール大帝が亡くなり、大聖堂に埋葬されました。大帝の
骨はいまも尚、礼拝堂に安置されています。

  アーヘン大聖堂はドイツ最古であり、北部ヨーロッパ最古のもので、
当時はアルプス以北で最大のドーム建築でした。古典主義様式、ビザン
ティン様式そしてゲルマン様式-フランク王国様式の要素を兼ね備え、
ロマネスクとゴシックが融合した建築物です。10世紀中ごろに「カール
大帝の玉座」がつくられた936〜1531年の600年間には、神聖ローマ帝国
の30人の皇帝たちの載冠式が執り行われました。

≪動画・静止画「アーヘン」のホームページ≫

《写真をダブルクリックしてください》


「平城京」
[対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:社会・共通]

 学情研ネットワーク研究会員の岡田さんから、奈良県南部の「平城京」の映像が
送られてきました。

 平城京は、奈良市にある都城跡で、「平城宮跡」として国の特別史跡に指定され、
1998年には「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されました。
 710年(和銅3年)元明天皇によって藤原京からこの地に遷都し、一時的に恭仁京
や難波京に遷都したこともありましたが、784年(延暦3年)桓武天皇によって長岡京
に遷都されるまで約70年間日本の首都でした。

 平城京は唐の都である長安をモデルとして造られ、東西約4.3km、南北約4.7kmの
南北に長い長方形で、大極殿から南に4kmのびる朱雀大路を軸として左京と右京に
分かれそれぞれ一坊から四坊、、東西は一条から九条の状坊制の都市でした。

 現在は、歴史公園として整備され、1998年に朱雀門が復元され、奈良遷都1300年
にあたる2010年に大極殿が復元されました。奈良国立文化財研究所によって発掘
調査が継続され、まだまだ復元も予定されているそうです。 

【復元された大極殿】
 大極殿(だいごくでん)は、朝廷の正殿で、天皇の即位や元日朝賀などの国家儀式、
あるいは外国使節の歓迎の儀式がおこなわれた施設です。
 平城京には、第一次と第二次の二つの大極殿跡が確認され、今回復元された大極
殿は造営された当初から恭仁京へ遷都するまでの第一次大極殿です。

 正面約44m、側面約20m、地面より高さ約27mで、直径70cmの朱色の柱44本、屋根
瓦約9万7000枚を使ったという堂々たる建築です。内部は中央に天皇が着座する「高
御座」(たかみくら)を配し、四方の壁の上部には東の青龍、南の朱雀、西の白虎、
北の玄武が描かれ、壁や天井の朱塗りの格子の間にも蓮の花が丹念に描かれるという
立派なものです。
≪「平城京」のHP≫



「モアサック」
[対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:社会・共通]

 学情研ネットワーク研究会員の松さんから、フランス南西部の「モアサック」の映像
が送られてきました。

 フランス南西部、トゥールーズの北北西約65qに位置するモアサックには、「サン
チャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として世界遺産に登録されているサン・
ピエール修道院付属教会とその回廊があります。

 教会は7世紀半ばに創建され、12世紀に最初の黄金期を迎えました。その頃に見ど
ころとして有名な入口や半円形のタンパンに彫刻が施され、現在ではフランス最古の最
も美しい教会として讃えられています。

 ロマネスク様式の最高傑作であるタンパンは、ヨハネ黙示録第4章を表した「栄光の
キリスト」のシーンで、4人の福音史家と24人の長老がキリストに視線を向けています。
入口中央の柱のエミリア像は大変有名で、フランスの教科書に必ず載っているそうです。
見る角度によっては目が合い、大きな瞳に見つめられているようです。

 教会では、ちょうど日曜の礼拝が始りました。

 教会の北側にある回廊も、フランス最高の回廊の一つとされ、世界遺産に登録されて
います。回廊には、聖人や聖書の物語や植物の柱頭彫刻がある76本の柱があります。
回廊という区切られた空間に身を置くと、はるばる来たことも忘れ、そこに時が流れて
来たことも忘れ、静かな気分になります。

≪動画・静止画「モアサック」のHP≫


《写真をダブルクリックしてください》

《ご意見は掲示板にどうぞ》≪写真をダブルクリックしてください≫
(特別寄稿の原寸大映像は、膨大な容量になりますので、ご希望の方に実費で
CD-ROM/DD版「地域学習の為のデジタルアーカイブ」を提供いたします)


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[お知らせ]


●「全国・全校種・全教科・教育情報データベース」への登録について
Nicer(旧教育情報ナショナルセンター)の教育情報データベースへの新規教材
(原則無料の教材)の登録をご希望される方は、以下の情報を
(公財)学習ソフトウェア情報研究センターまでメールでお送り
ください(以下の情報の分量は、@〜Fで1,000文字<4KB>以内に収めて
下さい)。


  なお、今後この教育情報データベースの検索結果を「利用頻度順」で
表示する機能
教科書毎に異なる単元を理解し推論し検索する「考える」
機能
や、低学年と障害者向けの機能等の追加・改良などは、寄付金で賄わせて
戴きたいと存じます。

No   列名称          (例)
@ タイトル 京都における寺社と吉凶方位、その関係と役割
A URL http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga267/toriyama.htm
B 概要
 (場所、年代日時を明記)
京都の寺社や京都各所に、平安時代から伝わる吉凶方位の関係、役割、影響や名残などを考察しまとめる。当時陰陽思想に基づき、方位に吉方位と凶方位が存在。平安京造営の際から都市計画の一つとして凶方位対策が為された。方位神として方位を神格化した風習も生まれ、民間に浸透していった。
C 著作権所属 鳥山沙織氏
D 連絡先 gjk@gakujoken.or.jp
E キーワード 吉凶方位、鬼門、方違え、角切り、陰陽思想、陰、陽、方位、吉方位、凶方位、凶方位対策、方位神
F 学習指導要領
 (校種、学年、教科、単元等を明記)
校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:国語・社会



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[学情研の動き]

● 教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研の新情報('13/01/01)
学情研ネットワーク研究会員の「奈良地区」のページに「平城京」の地域素材
を追加いたしました。http://www.gakujoken.or.jp/Gate-EX/gatex.cgi

「学習情報研究」1月号の目次('13/01/10)
「学習情報研究」1月号が発刊されました。内容は、「日常授業のための普通
教室のICT環境」を特集しています。ご購読とご寄稿を宜しくお願い申し上げます:

【目次】 (敬語敬称略)
(1)日常授業のためのICT環境 野中陽一(横浜国立大学教育人間科学部)
(2)小学校における普通教室のICT環境整備の工夫
                渡邉光浩(三股町立三股西小学校)
(3)中学校におけるICT環境整備の工夫1「ワゴンにのせて、準常設」
               金 隆子(米沢市立第二中学校)
(4)中学校におけるICT環境の工夫2
               大町芳伸(座間市立座間中学校)
(5)教育委員会による普通教室のICT環境整備(1)
               齋藤俊明(藤岡市教育委員会学校教育課)
(6)普通教室のICT環境整備
    「どの教室でも大きく映したい時すぐ使えるICT環境」
               藤本義博(倉敷市教育委員会倉敷情報学習センター)
(7)フューチャースクールの教室環境(小学校)
    SituationとEnvironmentを使い分けて
               中川斉史(東みよし町立足代小学校)
(8)フューチャースクールのICT環境
    総務省「フューチャースクール推進事業」検証校
          大音師右至(横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校)
(9)普段使いの一人1台端末環境
                本岡 朋(和歌山市立藤戸台小学校)
(10)玉川学園小学部のICT機器活用
               渡瀬恵一(玉川学園小学部)
(11)思考力を育むICT環境づくりをめざして
    子どもたちが学び合うためのツールとして
               山中昭岳(関西大学初等部)
(12)諸外国の教室のICT環境 韓国,シンガポールの先進校から
               米谷 剛(広島県立教育センター)
(13)学校におけるICT環境の整備状況
    学校情報化の実態等に関する調査結果から
               豊田充崇(和歌山大学教育学部)
(14)普通教室のICT環境整備と活用に関する調査
               中尾教子(株式会社内田洋行 教育総合研究所)

テーマ「校務の情報化の進め方」
(15)望ましい校務の情報化の進め方  玉置 崇(小牧市立小牧中学校)
(16)小学校における校務の情報化の進め方の肝
              丹羽 敦(小牧市立光ケ丘小学校)
(17)校務の情報化の進め方
    市内全体の校務の情報化を推進するためのコツ
              伏島 均(太田市立強戸中学校)
(18)教育委員会による校務の情報化の進め方
               石塚康英( 元)取手市教育委員会指導課)

<<シリーズ学校図書館>>第16回
[連載]高度情報社会のプライバシー

[要約紹介(第1回目)] 

-『日常授業のためのICT環境』- 野中陽一

 日常授業のための普通教室のICT環境整備の在り方について論じた。
基本は,設置,配線済みの状態で機器を常設することであり,提示用
の機器と日常的に活用できるコンテンツをセットで導入することである。
授業スタイルを無理に変えることなく,教科書や板書等の既存のメディ
アとICTを組み合わせて活用することから始めることが望ましい。そして,
すべての教室のICT環境整備を教育委員会が責任をもって進める必要がある。
<ICT環境,ICT活用,普通教室,日常化,教科指導>

-『小学校における普通教室のICT環境整備の工夫 -渡邉光浩
 教科指導におけるICT活用が推進され,普通教室へのICT環境の整備
が進んでいる。そのような中で,小学校において,普通教室に,デジ
タルテレビやプロジェクタ,実物投影機などのICT環境を整備するとき,
常設する場合と共有する場合の両方を考えながら,すぐにできる工夫
を紹介する。
<普通教室のICT環境,教科指導におけるICT活用,デジタルテレビ,
プロジェクタ,大型提示装置,実物投影機>

-『中学校におけるICT環境整備の工夫1「ワゴンにのせて、準常設」
  -金 隆子

 授業に必要なICT機器をワゴンにひとまとめにし、教科係に運搬・
設置・片付け・移動するという役割を与えシステム化を図る。このことで、
ICT機器の常設に限りなく近い状態(準常設)での活用が可能になる。 
ここでは、教科担任制の中学校において、日常的なICT活用のために
プロジェクタ・実物投影機・マグネットスクリーン等の機器をワゴンに
のせて活用している準常設の事例を紹介する。
<中学校国語科。ICT活用、ワゴン、教科係、準常設>

-『中学校におけるICT環境の工夫2 -大町芳伸
 中規模校の公立中学校で「ICT月間」を設定することを通して、限り
あるICT機器を利用し、全職員のICT活用能力を向上し、また、ICT特別
教室をつくることでICT環境整備の高め、教師の授業改善に取り組んだ実践。
<ICT活用の日常化、ICT月間、ICT環境整備、ICT特別教室。授業改善>

-『教育委員会による普通教室のICT環境整備(1) -齋藤俊明
 藤岡市教育委員会では、市内の全て小学校の普通教室に実物投影機と
その周辺機器を常設した。また、中学校では教科で活用できるように
フロアごとに実物投影機と電子黒板を配備した。その結果、積極的な
活用が図られている。
<全教室、実物投影機、プロジェクタ、スクリーン、デジタルテレビ、電子黒板>


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