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* 学情研メールマガジン ============================= 2002/09/06 *
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*              (財)学習ソフトウエア情報研究センター
*                  【http://www.gakujoken.or.jp
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事務局から:『栗』が「学情研ネットワーク研究会員便り」で連載されます。
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今回も学情研(文部科学省生涯学習政策局所管)と関係の深い方々に、教育界
の近況をご紹介する意味で、学情研メールマガジンを送らせて戴きました。
 配信登録やバックナンバーは下記URLからお願いいたします。
         (http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga.html)

 次回から「学情研メールマガジン」の配信を希望されない方は、下記E
メールアドレスにこのメールマガジンをご転送下さるか、その旨ご連絡くだ
さい。今後とも、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
         (連絡先)Eメール: gjk@gakujoken.or.jp
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                         (以下敬語敬称略)
□ 目次

[ニュースコーナー]New!!
● 財政諮問会議に改革案報告 教員給与の国庫負担堅持      
● 義務教国庫負担で各界からコメント    
● 教員の評価システムを研究委託 全都道府県・指定都市に  

[メッセージ]
●「日本教育情報学会(山口)に参加して」

[学情研ネットワーク研究会員便り]
●「栗 (くり=ブナ科 広葉樹 落葉高木) 第1話(画像、文)」

[特別寄稿]
●「世界の旅 バーチャル・グランドツアー(24) ニューヨークと世界遺産」
●「相模の自然」('02/07)
●「ジューネブの草花」('02/07/25)

[会員便り]
● 生涯学習:「かがやきSITA」(ITアドバイザ養成セミナー)

[学情研の動き]
● 教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研の新情報('02/09/06)
●「学情研ネットワーク研究会員」募集のお知らせ
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[ニュースコーナー]New!!
日本教育新聞社の協力により、最近2週間の教育界の重要な動き3点を
紹介します。なおコメントは下記Eメールアドレスにお願いいたします。

● 財政諮問会議に改革案報告 教員給与の国庫負担堅持
  義務教育費国庫負担制度の見直しについて遠山敦子・文部科学相は8月
 30日、同制度内で最大の補助額を占める教職員給与の国庫負担を、義務
 教育の水準を確保する狙いから今後も堅持することを盛り込む制度と政策
 改革案を経済財政諮問会議に報告した。

● 義務教国庫負担で各界からコメント  
  義務教育費国庫負担制度の見直し案に対して、各校長会は「給与の二分
 の一国庫負担堅持を評価する」としたコメントを発表した。ただし、年金
 積立金などの一般財源化は、教員給与決定権の都道府県委譲と合わせ「自
 治体間格差を招く」と批判。各教職員組合も現行制度維持を求めた。

● 教員の評価システムを研究委託 全都道府県・指定都市に
  信頼される教員の確保に向け文部科学省は、来年度から都道府県と政令
 指定都市の各教委に教員の評価システムについての研究を委託する。     


 URL=http://www.kyoiku-press.co.jp (毎週金曜日に更新)
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(連絡先)Eメール: henshu@kyoiku-press.co.jp

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[メッセージ]

●「日本教育情報学会(山口)に参加して」
 (国立教育政策研究所 堀口秀嗣 horiguti@nier.go.jp

飛び入りですが、日本教育情報学会に参加した中で、強烈な刺激を受けた
ことについて書きます。それが情報教育のカリキュラムにどう関係するか
という視点でアメリカやイギリスの紹介を次回以降にします。

それにしても、すごい世界を山口の学会でかいま見た感じがしました。
今、荒波にさらされている大学が生き残り策として打ち出した一つの方向
性。電子シラバスとそれを利用した評価活動。シンポジウムで登壇された
川崎勝先生(山口大学医学部)の紹介された内容は圧巻でした。

 この学部では、1997年12月29,30日という大晦日直前に
医学部の全教官が合宿形式のFDを実施したところから改革がスタートし
た。(その後、毎年2回、この合宿を繰り返してきた!!!)

 クイズ:FDが大事だそうです。FDといっても、フロッピーディスク
を連想している人は大学改革がわかっていない人。何の略でしょう??

 長くなるから、詳しくは年会論文集の10〜11ページを参照していた
だきたいのですが、教官が自分の講義の内容をすべてつまびらかにする。
それをいろいろな角度から利用できる詳細な電子シラバスにする。1時間、
1時間の講義の内容、その1時間で達成すべき行動目標(10項目くらい
)、使う資料、・・・
 それはそれは膨大な量。そして、精緻な内容。
 http://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~med_syllabus/

 その電子シラバスの利用法の一つはそれを評価に用いること。
5〜10分前には必ず講義を終了し、学生はその授業を振り返り、
電子評価シートに自分が行動目標を達成できたかどうか記入する。
教官も自分の講義を振り返って評価シートに記入する。
評価項目は学生も教官もほぼ同じ内容だそうです。

 決して「人気度」とか「わかりやすさ」などを漠然と根拠もなく問う
ているのではなく、行動目標が達成できたかどうかを評価する。
それを積み重ねて、科目全体を評価する。それが「医師を育てる」こと
になったかどうかをカリキュラムとして評価する。

 大学を変えてきた直接的なトリガーは少子化と国立大学の独立法人化
だけれど、もっと大きな改革にさせたのは、評価、説明責任、情報公開
制度の3ポイントだったようです。

これに応えられる大学にするためには、自らが手の内を全部第三者にわ
かるように明らかにして、それがカリキュラムの目標である「医師を育
てる」ことになっているかをいろいろな角度から立証して見せる。

 評価、説明責任、情報公開制度の3ポイントがいかに重いものである
か、それに応えられるようにしようとしたときに、どれだけ大変な作業
量と日々の努力が必要か、正直言って、ぶったまげました。

 学期末につじつまが合えばよいのではなく、金太郎飴のように、
いつどこで切っても、評価と説明責任と情報公開が可能な日々の活動が
必要だということなのでしょう。

ひるがえって、学校は、保護者や社会から「昨日までの教育の活動と達
成度」を求められた時(情報公開制度)に、いつでもすぐに出せますか?
児童生徒の評価とその根拠(説明責任)をいつでも示せますか?

山口大学医学部の改革は、それに応えられる電子シラバスとそれを利用
した評価を行っているようです。15分程度の短いご発表でしたが、
 私は強烈なカルチャーショックを受けて帰ってきました。激震です。

 次には、この視点を持って諸外国の情報教育を見てみます。

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[学情研ネットワーク研究会員便り]

●「栗 (くり=ブナ科 広葉樹 落葉高木) 第1話(画像、文)」
 (元(財)学習ソフトウエア情報研究センター 安立 喜四造)
 
 [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:総合的な学習]
                     
[5月12日 立夏をすぎて]
5月初め、八十八夜を過ぎれば霜の恐れは遠のき、農家は作物によって異な
る仕事(収穫、保存、出荷、耕作、苗作り、代かき、植え付け、保護、手く
れ等々)の重なり合う忙しい毎日となります。

 この頃になると栗の若葉はしっかりと枝の上に並びます。

 栗は雌雄同株で、若い枝(結果枝)の先の方の互生する葉の付け根近く
(基部から9段目前後)に花穂を生やし、穂の基部に数個の雌花を、その上
に雄花の穂を付けます。≪ホームページ≫
              ≪写真をダブルクリックして下さい≫

         
 花穂の形は、柄が数段に枝別れをし、その先は紐様で、小さな蕾をたくさ
ん並べたごそごそとした感じの穂状をしています。花穂は上向きに成長しま
すが、やがてほとんどが自重で垂れ下がります。  ≪関連ホームページ≫
               http://www.ecoweb-jp.org/J.acorns.html
                   [取材地 上谷戸(かさやと)]
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[特別寄稿]

●「世界の旅 バーチャル・グランドツアー(24) ニューヨークと世界遺産」
(連載) [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 今回は、米国・ニューヨーク市で、昨年9月11日の同時多発テロ1ヶ月前
の街並と、世界遺産「自由の女神」の動画・静止画像です:

 2001年8月10日午後4時、ユナイテッド航空でニューヨーク市ラ・ガーディ
ア空港に到着し、都心部に向かう。「都心に入る道は、この時間帯は常に
渋滞してますよ」と、名曲の音を絞りながら、運転手が答えます。

 翌朝8時過ぎのブロードウェーは、静かで、鳥のさえずりが聞こえます。
時折、ウオール街の方角にタクシーが急ぎます。夏の朝9時頃のイースト・
リバーは輝いており、橋の上からニューヨークのシンボルであるエンパイ
ア・ステート・ビルも見ることができます。≪動画ホームページ≫
          
                     ≪写真をダブルクリックして下さい≫

 ニューヨークの別のシンボルはユネスコの世界遺産「自由の女神」です。
アメリカ独立戦争での友好の記念として、フランスからプレゼントされた
「自由の女神」は、16年の歳月を経て、1886年10月28日に完成しました。
台座2階は、制作技術や歴史を展示する自由の女神博物館となっています。

 自由の女神は、100年以上経った今も、左手には独立宣言書を携え、右手
にはたいまつを高々と掲げ、満面慈愛に満ちた表情をたたえています。

 自由の女神(リバティー島)へ向かう船からは、昨年の同時多発テロ以前
には銀色に輝くツイン・タワーが見れました。ツイン・タワーの前には近代
的なオブジェがありました。また、近くには、1789年春、合衆国初代大統領
ジョージ・ワシントンが大統領就任の宣誓を行った「フェデラル・ホール・
ナショナル・メモリアル 」が建つている、世界の金融の中心「ウオール街」
があります。
 

●「相模の自然」('02/07)
     [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 学情研ネットワーク研究会員の安立さんから提供されました相模の自然
の3回目です。今回は花箱(2)、野の花(2)の5種です。 ≪ホームページ≫
       ≪写真をダブルクリックして下さい≫

   
      
● 「ジューネブの草花」('02/07/25)
   [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 今回は、学情研ネットワーク研究会員の松さんから、スイス・ジューネ
ブの夏の風物詩「大噴水」によく似合う夏の花々の映像12点が送られて
きました。 ≪ホームページ≫ 
        ≪写真をダブルクリックして下さい≫




(特別寄稿の原寸大映像は、膨大な容量になりますので、ご希望の方に実
費でDVD媒体で提供いたします)

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[会員便り]

● 生涯学習:「かがやきSITA」(ITアドバイザ養成セミナー)
 大阪府八尾市における生涯学習の拠点『八尾市生涯学習センター』で実施
中の生涯学習、「かがやきSITA」セミナーの近況です。

 2002年1月から、概ね50歳以上の方を対象にした『かがやきSITA』セ
ミナーが開講され、シニアITアドバイザ(SITA)認定試験合格を目指
して多くの八尾市民の皆さんが意欲的に学んでおられます。
 3月には、早くも8名の皆さんがSITA2級に合格され、引続き1級合格へと
チャレンジを続けていらっしゃいます。≪かがやきSITAのホームページ≫ 
              http://www.active-heart.com/johou/yao.html

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[学情研の動き]

● 教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研の新情報('02/09/06)
 学情研ネットワーク研究会員のページ「秋田地区版」に「本荘市の伝統工
芸、校庭の雑草検索図鑑(1)黄花1、校庭の雑草検索図鑑(2)黄花2、
校庭の雑草検索図鑑(3)黄花3、校庭の雑草検索図鑑(4)青花、止水域
の動物(1)、止水域の動物(2)」の地域素材を追加しました。
         、
● 「学情研ネットワーク研究会員」の募集
 学情研では新規の「学情研ネットワーク研究会員」を募集しています。
特に、コンピュータメーカOBや元教員の方の登録を歓迎いたします。

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(電話03-3464-1980、Fax.03-3464-2302)          学情研事務局
                            編集 澤井進
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