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* 学情研メールマガジン ============================= 2002/06/14 *
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*              (財)学習ソフトウエア情報研究センター *
*                 【http://www.gakujoken.or.jp】 *
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事務局から:巻頭情報「メッセージ」が新装開店しました。
今回も学情研(文部科学省生涯学習政策局所管)と関係の深い方々に、教育界
の近況をご紹介する意味で、学情研メールマガジンを送らせて戴きました。
 配信登録やバックナンバーは下記URLからお願いいたします。
         (http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga.html)

 次回から「学情研メールマガジン」の配信を希望されない方は、下記E
メールアドレスにこのメールマガジンをご転送くださるか、その旨ご連絡く
ださい。今後とも、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
         (連絡先)Eメール: gjk@gakujoken.or.jp
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□ 目次                     (以下敬語敬称略)
[ニュースコーナー]New!!
● 男子高校生薬物意識 「使用悪い」6割未満
● 「土曜補習」12県が容認 日本教育新聞調べ
● 教員給与制度でヒアリングへ 文部科学省      

[メッセージ]
● 「教育用コンテンツ開発の潮流」

[ほんねとーく]
● 「デジタル文化国際会議「CULTURTEC2002」での反響」  

[特別寄稿]
●「世界の旅 - バーチャル・グランドツアー(18) -ノルウェーの森」
● 梅雨入り前の「菖蒲」

[学情研の動き]
● 学情研主催「情報教育セミナー2002」開催のお知らせ
●「学情研ネットワーク研究会員」のページの新情報('02/06/14)
●「学情研ネットワーク研究会員」募集のお知らせ
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[ニュースコーナー]New!!
日本教育新聞社の協力により、最近2週間の教育界の重要な動き3点を
紹介します。なおコメントは下記Eメールアドレスにお願いいたします。

● 男子高校生薬物意識 「使用悪い」6割未満
  文部科学省は4日、全国の小・中・高校生73000人を
 対象にした薬物に関する意識調査をまとめ、その結果、男子
 高校生で薬物を使ったり、所持することを「悪いことだ」と
 回答したのがどの学年でも6割未満だった。
    
● 「土曜補習」12県が容認 日本教育新聞調べ
  完全学校週5日制の実施に伴い、日本教育新聞が各県教委に、
 いわゆる「土曜補習」についての考え方を聞いたところ、12県
 が本年度容認し、14県が校長の判断に委ねていたことが分かった。

● 教員給与制度でヒアリングへ 文部科学省
  文部科学省の「公立学校教員の給与制度等に関する検討会議」は
 20日から新しい給与制度のあり方に関して、関係団体からヒアリングを
 実施することを決めた。 
 

 URL=http://www.kyoiku-press.co.jp (毎週金曜日に更新)
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(連絡先)Eメール: henshu@kyoiku-press.co.jp

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[メッセージ]

● 「教育用コンテンツ開発の潮流」
  (十文字学園女子大学 井口 磯夫)

 6月8日(土)東京工業大学において、日本教育工学会シンポジウムが開催
された。

午後のシンポジウム2で「教育用コンテンツ開発の潮流」をテーマに、文部
科学省生涯学習政策局の繻エ靖氏と国立教育政策研究所教育研究情報センタ
ーの清水康敬氏が基調講演を行った。その後、岩手県立岩手大学の鈴木克明
氏が「活用方法を提案して初期の目的達成に導く教材」、NHK教育番組部の
箕輪貴氏、聖心女子大学の永野和男氏が「教材コンテンツの開発とその普及
の戦略」についてディスカッションの話題を提供した。

 繻エ氏は、文部科学省が教育の情報化の目的として従来から提唱している
「情報化社会に主体的に対応できる情報活用能力の育成」と「ITを活用した、
わかる授業の実現」の他に、「学校と家庭・地域との連携をはじめ学校運営
の改善」を挙げた。これは、平成14年4月から施行された小学校・中学校設
置基準において、当該学校の教育活動その他の学校運営の状況について、保
護者等に対して積極的に情報を提供することが規定されたことに基づいてい
る。

 清水氏は、教育情報ナショナルセンター(NICER)を教育用ポータルサイト
として、こども、おとな、せんせいが教育用コンテンツを求めやすくLOMデー
タベースの拡充と検索システム、一次情報の提供などを準備していることが
報告された。いっぽう、日本教育工学会が果たす役割として、「優れたコン
テンツの指針、開発、利用の促進」「学校教育や家庭教育のニーズを把握」
「開発ツールの研究」「教育用コンテンツの実践評価」を挙げ、学会として
コンテンツに係わる技術開発や人材の育成、コンテンツ利用に関する契約慣
行、科研費特定領域研究への積極的申請を行うことが提案された。

 鈴木氏は、ご自身が開発に関わってきた、教育情報化研修用CD-ROM(IPA/
CEC)や、教育情報化推進指導者養成教員研修プログラム(IPA/JAPET)、NHK
の通信制高校講座向けWebサイトの開発などを通して、教育用コンテンツが普
及しているのかどうか疑問を提起された。

 箕輪氏は、NHK学校放送番組のディジタル化について、ディジタル教材2002
の紹介がなされた。今年度は88校プロジェクトとして、「たった一つの地球」
「おこめ」等、7テーマに分かれて研究を行っているが、2005年度には200校
に拡大する計画との事である。今後の課題として、学習効果の検証と評価、ど
こまで品揃えするか、交流サイト運営の組織化、教師ネットワークの再構築等
が提起された。

 永野氏は、「コンテンツは本当に不足しているのか」という疑問提起から始
まり、文部科学省の教育用コンテンツ開発事業の流れ、その実際の紹介があっ
た。それらのコンテンツを使って、どんな学習が実現できるのか、コンテンツ
を活かす学習支援ツールや素材検索ツールの開発が必要になるだろうと提起さ
れた。

 最後に、指定討論者として電気通信大学大学院の岡本敏雄氏が次のように提
案された。ディジタルコンテンツが、かつての「ミミ号の航海」のように一過
性で根付かないことがないように、カリキュラムとの関係で捉える必要がある。
それはコンテンツ教材にCompetency modelが欠けているからではないか、新し
い教材をどう使っていくのか、新しい一斉授業の形態を作り出すことが必要で
ある。協調学習のあり方がまだ甘く、工夫がないようにみえる。プロジェクト
ベースあるいはミッションベースな取り組みでは、メンバーの役割をデザイン
して、コンテンツをどう使っていけばよいのかを提案しなければいけないだろ
う。そのための目標をどう設定するのかを考えるべきであると問題提起された。

 フロアからは、日本女子大学の澤本氏から「教育用コンテンツが使えるかど
うかは、教師のカリキュラム構築能力との関係が問題で、能力の低い教師は使
えないから教師の能力を高める必要がある」との意見が出された。それに対し
て、NHKの箕輪氏は、教師に力量を求めるコンテンツで良いのではないか、力量
のある教師にとって自由に使えるものをこれからも提供するとのコメントがな
された。

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[ほんねとーく]

● 「デジタル文化国際会議「CULTURTEC2002」での反響」
  (学習ソフトウエア情報研究センター 澤井 進)

 5月22-24日スペイン・マドリッドでデジタル文化に関する国際会議が開催
されました。この国際会議は、「CULTURTEC2002」と呼ばれ、情報社会におけ
る文化遺産、教育と技術を中心に討論しています。

 会場は、マドリッド市北西部に位置する大学都市のコンプルテンセ大学の
情報学部の大講堂で、朝早くから多数の学生や関係者が、ぞくぞく地下鉄で
参加していました。  ≪大学都市の動画≫
         http://www.gakujoken.or.jp/dam/CULTURTEC2.mpg
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 CULTURTEC 2002国際会議ワークショップは、全体的には、主催者の大学教授
が「大変刺激的な講演で興味深かった」と述べています。 ≪前夜の動画≫
         http://www.gakujoken.or.jp/dam/CULTURTEC1.mpg
         ========================
 CULTURTEC 2002の発表者の中では、牧内・旧通商産業省機情局新映像室長・
現JETROジュセルドルフ駐在員事務所長の「日本に於けるデジタルアーカイブ」
の話が、よく準備されており一番拍手が多かったようです。
具体的にはデジタルアーカイブ推進協議会発行「デジタルアーカイブ白書」、
国策としてのデジタルアーカイブ化支援予算20億円/年の話とか、この国策
の成果として多種多用なデジタル化された国宝・重要文化財の高精細映像が、
現地の関心を呼んだようでありました。

 学習ソフトウエア情報研究センターは、招待講演「GENESプロジェクト」を
発表いたしました。GENESは、「学情研ネットワーク研究グループ(Gakujoken
Network Studying group)」の略称で、発表は「説明と論点がはっきりしてい
る」と好評でした。「子供達が自由に活用できる教育用コンテンツを国際協力
のもとに作成できないものか」との問い掛けに、「欧州は民族や国民感情がバ
ラバラなので、国際機関ユネスコを中心に持って来ない限り、国際協力と言っ
てもなかなか理解してもらえないだろう」という意見がありました。

 今後、ユネスコとの連携が必要になるのだろうと感じました。
  
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[特別寄稿]

●「世界の旅 - バーチャル・グランドツアー(18) -ノルウェーの森」(連載)
   [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:総合的な学習・環境]

 今回は、ノルウエ−の森の2001年7月末の動画像です:

 ノルウェーの町は緑が多い。森の中に町が点在しているといった方が適切かも
しれません。この「ノルウェーの森」はビ−トルズの曲や,村上春樹のベストセ
ラ−小説で一躍有名になりました。昔からノルウェーの針葉樹の深い森に,トロ
ルという妖精というか妖怪が住むと言われています。

 首都オスロ−に着いて最初に向かったのは、第17回リレハンメル・オリンピッ
クの時に活躍したジャンプ台とリゾ−トホテルです。  ≪動画≫
             http://www.gakujoken.or.jp/dam/norway1.mpg
             =====================
 次にノルウェーの森を全体的に見る為に、山頂の展望テレビ塔に登ります。
360度が見渡せるガラス張りの展望台からは、緑豊かなノルウェーの森と、満
々と水をたたえたフィヨールド(氷河がU字型に削って出来た)湖が見えます。

 見渡すかぎり緑のノルウェーの森は、自然環境保護の対象として、大切に保護
されています。寒い北極圏に位置するノルウェーの森では、木々の成長が遅く保
護する必要があるといいます。

 帰路の山腹のレストランからは、伝統的だというノルウェーの草葺き建物や、
屋根の若草が、明るい日差しの中でそよいでいるのが見えます。 ≪動画≫
             http://www.gakujoken.or.jp/dam/norway2.mpg
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● 梅雨入り前の「菖蒲」('02/06/06)
      [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

学情研ネットワーク研究会員の井上さんから、都内にある明治神宮の『菖蒲』
の映像が提供されました。今回は15種です。  ≪ホームページ≫
      http://www.gakujoken.or.jp/mmp/Tokyo/shoubuen/shoubuen.htm
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(特別寄稿の原寸大映像情報は「学情研ネットワーク研究会員」のページ
 に掲載。     URL:www.gakujoken.or.jp/Gate-EX/gatex.cgi

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[学情研の動き]

● 学情研主催「情報教育セミナー2002」開催のお知らせ
 昨年につづいて今年も、学情研主催「情報教育セミナー2002」を開催し
ます。今年は、8月6日パシフィコ横浜で日本教育新聞社主催「教育ソリ
ュージョンフェア2002」(8月6日〜7日開催)と同時に開催します。
 先着90名限定となっていますので、奮ってご参加ください。
           ≪開催のご案内≫    (締切り7月19日)
           http://www.gakujoken.or.jp/dahtml/seminar02.htm
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●「教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研」の新情報('02/06/14)
 学情研ネットワーク研究会員のページ「埼玉地区版」に「水のゆくえ、水の
浄化と川、ゴミのゆくえ(1)、ゴミのゆくえ(2)」の映像を、「東京地区版」に
「明治神宮の菖蒲園」の映像を追加しました。
 
● 「学情研ネットワーク研究会員」の募集
 学情研では新規の「学情研ネットワーク研究会員」を募集しています。
特に、コンピュータメーカOBや元教員の方の登録を歓迎いたします。

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