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* 学情研メールマガジン ============================= 2002/04/05
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*               (財)学習ソフトウエア情報研究センター
*                  【http://www.gakujoken.or.jp
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事務局から:新設の[文部科学省より]に『企画の募集』を掲載しました。
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今回も学情研(文部科学省生涯学習政策局所管)と関係の深い方々に、学情研
の近況をご紹介する意味で、学情研メールマガジンを送らせて戴きました。
 配信登録やバックナンバーは下記URLからお願いいたします。
         (http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga.html)

 次回から「学情研メールマガジン」の配信を希望されない方は、下記E
メールアドレスにこのメールマガジンをご転送下さるか、その旨ご連絡くだ
さいませ。今後とも、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
         (連絡先)Eメール: gjk@gakujoken.or.jp
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□目次□                      (以下敬語敬称略)

[メッセージ]
● 「児童生徒はどんな時に意欲が出るか」

[ニュースコーナー]New!!
● 高校の理科設備新基準で近く検討会設置へ    
● 幼稚園施設整備指針を改訂   
● 教育課程指導計画を作成 京都市教委 

[ほんねとーく]
● 「教育現場に最新映像制作ツールを導入しよう
    〜デジタルシネマ時代の映像制作の新標準『Movie Works』〜」

[全国のマルチメディア研究会からのお便り(4)]

[特別寄稿]
●「世界の旅 - バーチャル・グランドツアー(13) -米国ナパ・バレー」
●「東京ビデオフェスティバル」の入賞作品ソフトの提供('02/03/21)
  − @「子供達と共に」/A「甦れ!びわ湖のヨシ」 −

[文部科学省より]
●「デジタルコンテンツの活用高度化事業」の企画の募集について('02/04/04)

[学情研の動き]
● 「学情研ネットワーク研究会員」募集のお知らせ
● 「教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研」の新情報('02/04/05)
● 学情研主催「平成14年度学習ソフトウェアコンクール」の公募について

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[メッセージ]

●  「児童生徒はどんな時に意欲が出るか」
  (国立教育政策研究所 堀口秀嗣)

埼玉県所沢市立教育センターには永嶋賢一という個性的で推進力のある所長
さんがいた。この4月に秩父郡の中学校校長として異動されたが、4年間と
いう異例の長期在任中に、情報教育に関しても、所沢市の教育ネットワーク
に関しても、進んだ考え方を取り入れて推進してきた。センターが発行した
平成13年度の「これからの学校教育に関する研究協議会」研究紀要第1集
をいただいた。それを見ていて、少し角度は違うけれど、興味ある記事を発
見した。

 児童生徒がどういうときに意欲が向上したかを小学校5年、中学1年、中
学2年についてアンケート調査したもの。その結果を簡単に紹介する。
 小学校5年「もののとけ方」、中学1年「音の世界」、中学2年「動物の
世界」を学んだ時に、6つの方法で子どもの内面を探った。その一つ、児童
生徒のアンケートから。

 1)自分で調べたいことが見つかった時
 2)自分なりの考えや見通しが持てた時
 3)自分で考え、分かるようになった時
 4)先生や友だちに教わって分かるようになった時
 5)テストで良い点が取れた時
 6)ノートやレポートがしっかりまとめられた時
 7)授業中、指名された時
 8)自分の考えを発表(説明)できた時
 9)実験や観察をする時
 10)先生の説明を聞きながら授業する時
 11)先生に認められた時
 12)友だちに教えてあげた時
 13)友だちと考えたことが同じだった時
 14)友だちとは違った考え方ができた時

 これをすべて、「とても出る」「出る」「あまり出ない」「出ない」の4
段階で答えている。皆さんはどれが高かったか考えてみてください。

 紀要には数値は書かれていなくて帯グラフだけが示されているので、正確
な数字は示せないけれど、およその比率で読みとれる範囲で示そう。

「とても出る」「出る」が70%以上だったものを高い順に示すと、
 5)テストで良い点が取れた時
(中2 90数%、中1 80数%、小5 70数%)
 11)先生に認められた時
 1)自分で調べたいことが見つかった時
 2)自分なりの考えや見通しが持てた時
 反対に、「あまり出ない」「出ない」が50%以上だったものを高かった
順で示すと、
 7)授業中、指名された時
   (中2 30数%、中1 80%弱、小5 40数%)
 8)自分の考えを発表(説明)できた時
 10)先生の説明を聞きながら授業する時
 12)友だちに教えてあげた時
 14)友だちとは違った考え方ができた時
となっている。

皆さんの予想と違っただろうか。

「5)テストの点」に学年が進むほど高くなっているのは、予想されたこと
ではあるが、これほど高いとは思わなかった。年齢が進むほどに高くなって
いくのは、生徒の関心事がそこに集中していくということなのだろう。

反対に、出ないものの代表格は「7)指名された時」であった。中1が際だ
ったことはこの学年の特異性なのか、教師側の授業の仕方の違いなのか、こ
のデータだけではわからないけれど、興味ある結果だった。「ハイ、ハイ、
ハイ!」と先を争って手をあげて自分の意見を言いたいという児童の様子を
イメージしていたが、小学校でも半分はそうでないのも残念な結果である。

「10)先生の説明を聞きながら授業する時」が意欲が出ない方に来ているのも、
それが授業時間の比率でいえば多いだろうだけに、残念な結果であった。

海外ではどうだろうか。調べてみたいくらいであるが、多分、
 8)自分の考えを発表(説明)できた時
 12)友だちに教えてあげた時
 14)友だちとは違った考え方ができた時
は逆の結果が出るのではないだろうか。

これから、プレゼンテーションを行うことが多くなって、みんなの前で自分の
意見を述べることが多くなれば、状況は変わってくることを期待したい。

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[ニュースコーナー]New!!
日本教育新聞社の協力により、最近2週間の教育界の重要な動き3点を
紹介します。なおコメントは下記Eメールアドレスにお願いいたします。

● 高校の理科設備新基準で近く検討会設置へ
 平成15年度から高校で新学習指導要領が学年進行で実施されること
 に伴い、文部科学省は近く、理科教育の新しい設備基準を決める検討会
 議を設置する。
   
● 幼稚園施設整備指針を改訂
  幼稚園の新しい施設整備について検討していた文部科学省の学校
 施設整備指針策定に関する調査研究者協力者会議は3月27日、報
 告書をまとめた。   

● 教育課程指導計画を作成 京都市教委
  京都市教委はこのほど、各小・中学校での教育課程編成の基準となる
 「京都市立小・中学校教育課程指導計画」を作成し、各学校に配布した。  


 URL=http://www.kyoiku-press.co.jp (毎週金曜日に更新)
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(連絡先)Eメール: henshu@kyoiku-press.co.jp

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[ほんねとーく]

● 「教育現場に最新映像制作ツールを導入しよう
    〜デジタルシネマ時代の映像制作の新標準『Movie Works』〜」
  (学習ソフトウエア情報研究センター 澤井 進)


 第74回アカデミー賞作品賞は『ビューティフル・マインド』でした。

 大変驚いたことに、「映画部門の最近のアカデミー賞作品と同ノミネート
作品の80%と、放送番組部門の最近のエミー賞作品と同ノミネート作品の
95%が、Screenplay Systems社の映像制作ソフト『Movie Magic』を使って
おり、今後益々『Movie Magic』利用作品が増える」という。

 この発表は先月12日「デジタルコンテント・ジャパン2002」に関するシン
ポジュームで行われ、席上、「日本語版『Movie Magic』を使えば、紙ベース
だった映像作りがコンピュータ上でできるようになる!」という説明があり
ました。
 
 「日本語版『Movie Magic』、つまり『Movie Works』は、今年6月以降に
体験セミナー参加者に配布予定で、プロジェクトとして使いたい方は、DCAJ
の実証実験として実施していきたい」とのこと。

 日本語版『Movie Magic』は、今回のデモを見る限り、ワープロソフトと表
計算ソフトが合体した統合ソフトようなものでした。
 まず、Wordに似たワープロソフトで「台本」を作り、デジカメやスキャナー
で取りこんだ絵コンテを挿入します。更に、Excelに似た計算ソフトで制作費、
俳優やロケのスケジュールや、カメラ・大道具・車両の手配を管理します。

『Movie Magic』は約8万円($660)で購入できる安価な本格的なソフトです。 
教育現場でもビデオ映像制作、学校放送番組作りや、マルチメディア教材・素
材制作に出来るだけ早く、導入していきた最新映像制作ツールです。

 次の動画は、カナダ大使館主催のデジタルコンテント・ジャパン2002関連の
ソフト紹介です。CG制作、FOMA等の次世代携帯用コンテンツ制作、ビデオ映
像合成や、米国スミソニアン美術館の展示映像制作等、種々の映像制作ツール
のデモ展示がありました。≪動画≫
       http://www.gakujoken.or.jp/dam/canada_mm.mpg
       http://www.gakujoken.or.jp/dam/canada_mm1.mpg
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[全国のマルチメディア研究会からのお便り(4)  群馬地区]
  (群馬地区事務局 丹羽孝良)

(1)県内郡市町村教育研究所へのマルチメディアデータベースCD-ROM
                     「群馬県」の寄贈(約30ヶ所)
(2)動画コンテンツ収集のため松下視聴覚教育財団研究助成金の申請
                    (残念ながら不採用のため中断)
(3)創造工房(クリエイターズファクトリ)−中学校でのクラブ的な
 組織−間によるイントラネットを利用した共同学習での創造性の育成
                   (来年度の活動テーマ予定)


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[特別寄稿]

●「世界の旅 - バーチャル・グランドツアー(13) -米国ナパ・バレー」
 (連載) [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]


 今回は、米国のカルフォルニア・ワインの産地「ナパ」の1996年夏の動画
像です: 

 ナパ・バレーは、米国カルフォルニア州サンフランシスコ市から北へ車で
約1時間の所にあります。有名な「金門橋(Golden Gate Br.)」を渡ってし
ばらく行くと、日当たりの良い丘陵にブドウ畑が一面に広がっています。
     ≪動画≫
       http://www.gakujoken.or.jp/dam/napa.mpg
          ====================

 家の道路に面した窓には、かぐわしい赤・白・黄色の花が咲き乱れ、訪れ
る人を暖かく迎えてくれます。


●「東京ビデオフェスティバル」の入賞作品ソフトの提供('02/03/21)
 今回、学情研ネットワーク研究会員(法人)の日本ビクター(株)から、
今年で24回目の「東京ビデオフェスティバル」の映像が提供されました。
今回は2件です。

 『日本ビクター大賞』受賞ソフト「子供達と共に」と『ピープル賞』受賞
ソフト「甦れ!びわ湖のヨシ」の2件です。

 「東京ビデオフェスティバル」は、1978年にスタートし、日本ビクター
(株)が主催する国際的なビデオコンテストです。初めてビデオを手にした
人から、ビデオを知り尽くした人たちまで誰もが自由に参加できるワールド
・ワイドな映像コンテストです。


@「子供達と共に」(愛媛県  黒河 貫)
 「15年前から自然を中心に撮り溜めたビデオは膨大な量になる。この映像を
 クイズにして子供達に見せよう。そのためのレンズを、失敗を重ねながら手
 作りした。≪動画≫
       http://www.gakujoken.or.jp/dam/kodomo1.mpg
          =====================
 ビデオは完成、近所の小学校を訪ねる。初めは緊張していた子供達の顔に興
 奮が拡がってゆく。
       http://www.gakujoken.or.jp/dam/kodomo2.mpg
          =====================
 ビデオが終わると拍手。子供達の笑顔に私も興奮する。後日、子供達からお
 礼の手紙が届く。よし、今度はあの子達と一緒に撮影に行こう。胸が踊った」

 <コメント> 
 自分が趣味で撮っていた映像を、子供達のために役立てたいという想い。
 作者にとってそれは、新たな生きがいを探す事と同時に、コミュニケーション
 への挑戦であったのかもしれません。

 小学校の教室で映像の世界に引き込まれ、見る見るうちに輝き始める子供達の
 表情に、この活動の意味を教えられる気がしました。


A「甦れ!びわ湖のヨシ」 (京都府  京都映像ボランティア)
 琵琶湖がたたえる豊かな水は周辺住民の生活水となり、多くの動植物を育む。
     ≪動画≫
       http://www.gakujoken.or.jp/dam/yosi1.mpg
          ====================
  近年、琵琶湖の水質を支えるヨシ群落が激減している。湖岸道路で潰され、
 ゴミや藻くずの侵食も激しい。この事態に県は保全条例を制定。守る、育て
 る、活用するをテーマにヨシ群落再生プロジェクトがスタートした。
     ≪動画≫
       http://www.gakujoken.or.jp/dam/yosi3.mpg
          ====================
  市民ボランティアなど、多くの人がヨシを次の世代に受け継ごうと頑張る。
 大きな成果が見え始めている。
     ≪動画≫
       http://www.gakujoken.or.jp/dam/yosi4.mpg
          ====================
 <コメント>
  四季折々の琵琶湖の姿が、そこに生きる鳥や魚を交え活き活きと描かれ、環
 境保護の重要さを雄弁に語っています。

  1年がかりで苗を育て、消波柵の中に植える。冬に刈り取り、春の新芽のた
 めに一面を焼き払う。刈り取ったヨシは、様々に活用する。ヨシ群落び再生に
 賭ける人々の活動の大変さ、その意義を強く訴えています。
     ≪「松明まつり」動画≫
       http://www.gakujoken.or.jp/dam/yosi5.mpg
          ====================

(本稿の映像情報は「教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研」に掲載。
            URL:www.gakujoken.or.jp/Gate-EX/gatex.cgi

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[文部科学省より]

●「デジタルコンテンツの活用高度化事業」の企画の募集について('02/04/04)
文部科学省では、「わかる授業の実現」「情報活用能力の育成」を図るため、
教職員,教育関連団体等からなるコンソーシアム(協議会)を構成し、すべての
教職員がコンピュータやネットワーク等の視聴覚機器を用いて、各種のコンテン
ツを十分に活用した授業を実施できるようにするための事業企画の募集をします。

 応募の締め切りは来月10日(金)、企画の採択は同下旬を目途に行います。
     ≪ 詳しい募集要項等の掲載ホームページ≫
          http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/04/020407.htm
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[学情研の動き]

● 「学情研ネットワーク研究会員」の募集
 学情研では新規の「学情研ネットワーク研究会員」を募集しております。
特に、コンピュータメーカOBや元教員の方の登録を歓迎いたします。

● 「教育コンテンツ(デジタルアーカイブ)@学情研」の新情報('02/04/05)
  学情研ネットワーク研究会員のページ「千葉地区版」に、千葉県柏地区の
「手賀沼を守る 昔そして今」、「手賀沼を守る 今そしてこれから」、「銚
子漁港(水産業)」、「潜水漁」、「沿岸捕鯨」、「いろいろの漁」、「東京
湾岸のノリ養殖」、「漁村のくらし」、「東京湾岸の漁業」、「村のくらし」、
「江戸時代の町と文化」、「歴史の中の利根川」、「江戸時代の武士と農民生
活」、「武士の生活を伝える物」、「大多喜城と城下町大多喜」、「甲冑」、
「武具」、「栄える利根川」、「利根川は生きている」、「房総の地学」、
「情報都市幕張」、「千葉県の博物館」を追加。また、「海外(国際理解)版」
のページに「米国・ナパ」の原寸大映像を追加しました。
         
● 学情研主催「平成14年度学習ソフトウェアコンクール」の公募について
 学情研では、毎年、学習ソフトウェアコンクールを実施しています。

@応募の資格は、先生、児童生徒や、学校等の応募です。
A対象作品は、各教科学習および 総合的な学習の時間における学習のために
作成したソフトウェア、または体系化された素材を対象です。
B応募作品の締切日は今年の5月10日(金)必着になっております。
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 文部科学大臣奨励賞(個人賞、団体賞)、優秀賞、協賛企業賞、奨励賞があ
りますので、皆様方からの応募を楽しみに待っております。

 詳細はhttp://www.gakujoken.or.jp/sokuhou.htmlをご覧下さい。
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(問合せ・連絡先Eメール: gjk@gakujoken.or.jp)

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