*******************************************************************
*
* 学情研メールマガジン ============================= 2002/02/08
*
*             (財)学習ソフトウエア情報研究センター
*                 【http://www.gakujoken.or.jp
*******************************************************************
事務局から: 平成14年度学習ソフトウェアコンクールの公募中です。
      ==========================
今回も学情研(文部科学省生涯学習政策局所管)と関係の深い方々に、学情研
の近況をご紹介する意味で、学情研メールマガジンを送らせて戴きました。
 配信登録やバックナンバーは下記URLからお願いいたします。
         (http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga.html)

 次回から「学情研メールマガジン」の配信を希望されない方は、下記E
メールアドレスにこのメールマガジンをご転送下さるか、その旨ご連絡くだ
さいませ。今後とも、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
         (連絡先)Eメール: gjk@gakujoken.or.jp
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                         (以下敬語敬称略)
□ 目次

[メッセージ]
● 「これから学校で必要になるソフトウェア」

[ニュースコーナー]New!!
● 教員養成系大学・学部 再編合意した例なし
●5日制対応で増える土曜日の取り組み
●東京・東村山市教委が校内体制整備要請 

[ほんねとーく]
● 「特集 学習指導におけるインターネットの役割りと活用A
   『インターネットを介して提供される学習情報』(堀田龍也)
   から振り返る本校の現状」

[特別寄稿]
●「世界の旅 - バーチャル・グランドツアー(9) ニュージランドの恐竜?」

[学情研の動き]
● 「学情研ネットワーク研究会員」募集のお知らせ
● 「学情研ネットワーク研究会員」のページの新情報('02/2/08)
● 学情研主催「平成14年度学習ソフトウェアコンクール」の公募について

====================================================================
[メッセージ]

●  「これから学校で必要になるソフトウェア」
  (国立教育政策研究所 堀口秀嗣)


 あるインタビューに答える必要があって、久しぶりに
学校が必要とするソフトウェアについて、考えてみました。

学習指導要領の完全実施、そして、2005年を目標とする教育の情報化の
姿が見えてきて、学校が今後必要になるソフトウェアはブラウザや電子メー
ルソフトやワープロ等だけではだめな状況が生まれてきていると思います。

 教育ソフト開発研究室室長だった一昨年までは、それが仕事の一つだった
のですが、今回整理してみて、改めてそういう仕事から少し遠ざかっている
自分を感じました。

 以下の項目のソフトが学校にあるなら、それは情報化について少し進んだ
取り組みをしている学校かもしれないですね。

いくつあるか、考えてみてください。

1.新学習指導要領の完全実施に向けて必要なソフトウェア
 1)総合的な学習など、長期にわたる継続的な学習を支援するソフトウェア
    デジタルポートフォリオ(DPF)
    調査、集計、グループ研究、個人研究
    電子的なノートブック(デジタルポートフォリオもその一つ)
 2)教科の活動を容易にする教科用ソフトウェア
                 (教科用ツール、シミュレーション等)
 3)評価に関する活動を容易にするソフトウェア            
    ルーブリックによる評価、ポートフォリオによる評価   ※注1)
 4)ページ翻訳、辞書・辞典、などの基本的な調べる機能を充実させる
 5)コンテンツ(デジタル素材、デジタル教材、e-Learning)の充実

2.2005年をゴールとした情報インフラ整備に向かうソフトウェア
 1)普通教室に2台設置される環境に対応するソフトウェア
    デジタルプレゼンテーション、ディベート
    検索・URL蓄積・再利用、提示型・説明型利用
 2)校内ネットワーク活用やイントラネットの充実に対応するソフトウェア
 3)学校と家庭や地域社会との教育連携を支援するソフトウェア
    HTML作成と公開を容易にするソフトウェア<2)、3)に対応>
    児童生徒や保護者へのストレージサービス          ※注2)
                      (宿題等の家庭学習への対応)
 4)高速化、大容量化するネットワークやストレージを活用するソフトウ
  ェア
    児童生徒用ノンリニア編集 動画、音声などを含めた制作、プレゼ
    ンテーション

3.学校事務処理の効率化、校内情報共有のためのソフトウェア
 1)校内ネットワークを利用したメーリング・リスト(ML)構築、掲示板等
    学校グループウェア(例えば、カーソル研の「こあっと」)  ※注3)
 2)調査、統計、記録
    アンケート調査、結果のグラフ化、データベース
 3)外部へ情報発信することを容易にするソフトウェア
    見る人を限定したり、見られる部分をグループ化したりできる

こういうソフトが今後必要になると思われるけれど、インターネットの教育
利用に焦点が集まりすぎて、見えなくなっているような気がします。



【事務局注釈】
※注1)「ルーブリック」:評価のカテゴリーを文書化したもの
   「ポートフォリオ」:生徒の学習歴、成長過程や作品の履歴を保存したもの 
※注2)「ストレージサービス」:記憶領域を提供するサービス
※注3)「こあっと」:学校で利用できるグループウェアです。
(グループ学習の支援、掲示板アンケート等の自動作成、校内メールが可能)
   ≪ホームページ≫http://www.net-web.ne.jp/carsol/index.asp
   =============================

--------------------------------------------------------------------
[ニュースコーナー]New!!
日本教育新聞社の協力により、最近2週間の教育界の重要な動き3点を
紹介します。なおコメントは下記Eメールアドレスにお願いいたします。


● 教員養成系大学・学部 再編合意した例なし
 文部科学省は2月1日までに、国立大学の再編・統合などに関し、
各大学の事務局長からヒアリングを行った。同省教育大学室によれ
ば、教員養成系大学・学部で統合の見通しが立った例はなかった。


●5日制対応で増える土曜日の取り組み
 今年4月から、東京都台東区教委は区内の中学生の希望者を対象に、
基礎学力の充実を図る「土曜スクール」を実施する。足立区教委でも、
地域の教育力を生かした土曜日の取り組みを始め事業支援していく。   


●東京・東村山市教委が校内体制整備要請 
 中学生らによるホームレス致死事件の発生に伴い、4日、東村山市
の小・中学校長会の定例会を開催。席上、市教委側は、心の教育の推
進や生活指導徹底を図るための校内体制の整備を各校長に要請した。 



 URL=http://www.kyoiku-press.co.jp (毎週金曜日に更新)
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(連絡先)Eメール: henshu@kyoiku-press.co.jp

--------------------------------------------------------------------
[ほんねとーく]

● 「特集 学習指導におけるインターネットの役割りと活用A
   『インターネットを介して提供される学習情報』(堀田龍也)
   から振り返る本校の現状」
   (A自治体 B学校   井上先生) 
          
                            
 堀田先生による『インターネットを介して提供される学習情報』を読み、
学校Webページの果たす役割と機能についてあらためて考えさせられた。


 学校内外のIT環境はここ数年で飛躍的に整備が進んでいる。

 光ケーブルによる学校間ネットワークや衛星通信を使った遠隔交流システ
ムの構築などが、夢物語でなく、我々教員の話題に上るようになり、"生徒
一人に一台のパソコン"が実現するのも遠いことではない。

 あらゆるメディアで、またあらゆる場面で我々は情報の受け手となり、か
つ発信者となる時代なのである。

 そんな中で、学校Webページが果たす役割について一人ひとりの教員が
認識を深めることは、学校教育のIT化を推し進める上で重要な鍵の一つと
いえるだろう。しかし、筆者が勤務する学校を例に上げれば、教員の意識改
革は遅々として進まないのが現状である。


 本校では、2003年度には全普通教室と特別教室にノートパソコンが整
備され、無線LANによる校内ネットワークが完備する予定である。

 また、A自治体の小・中学校を結ぶ学校間ネットワークも昨年から始動を
始めている。

このネットワークでは、各校の全生徒・全教員にメールアドレスが配布され、
各種情報交換に始まり、個人的なメール交換も可能である。(運用に配慮を要
するが)このように、ハード面・ソフト面の整備は行政の主導により着々と進
んでいるのだが、問題はそれらを使おうという意欲のある教員があまりに少な
いということである。


 「学習情報研究」1月号p.21における山口大学教育学部の林徳治教授の
調査でも、山口県中学校教員の自主研修時間の少なさや、総合的な学習の時間
の実施への意欲の低さが指摘されている。

 本校においても、校内LANの整備や学校Webページの公開に対する拒否
反応は多大なものがある。そして、この拒否反応の要因のほとんどは、LAN
やWebページに対する知識と認識不足に他ならない。

 公的機関の情報公開が当たり前という社会通念が出来つつある今日、学校だ
けがその波から外れることは考えられない。

 地域社会との結びつきや特色ある学校作りが、より一層必要とされるこれか
らの学校教育において、学校Webページを使っての「情報公開」と「説明責
任の遂行」は必須ともいえる。


 「できない」「わからない」「忙しい」を当然のように主張する教員をいか
に変えていくか。乗り越えるべき課題は身近に隠れている。


--------------------------------------------------------------------
[特別寄稿]

●「世界の旅 - バーチャル・グランドツアー(9) ニュージランドの恐竜?」
 (連載) [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]


 今回もニュージランド。
 恐竜時代を思い浮かべる「シダの大木」と、そこに生息する恐竜?です。

  ニュージランドには、北半球では絶滅したといわれている、5〜6千万
 年前に栄えた動物・植物がいまだに生き残っています。


  オークランド国際空港で驚かされたのは、徹底的な動植物・食物の検査
 です。持ちこみ禁止で、違反者には厳しい罰金・罰則があります。
  世界中で唯一ニュージランドにのみ生きている絶滅種を守る、ニュージ
 ランド国民の地道な努力です。

  空港内には、人の身長より高いゼンマイとかワラビのようなシダ類があ
 ちこちにあり、原始地球のシダの林に迷い込んだ感じがします。


  レインボウ・スプリング(虹の泉)では、@シダの大木、A地上60mに
 達する原始木、B体重25Kg全長2mもある大ウナギ、C外来種の虹鱒がい
 ます。 ≪シダの動画≫ http://www.gakujoken.or.jp/dam/fern.mpg
     ============================

  恐竜時代を思い起こさせるD日に数えるほどしか呼吸をしない恐竜?の
 ツアトラ、A翼が無いキウイ鳥、B天井に輝く土ボタルがいる洞窟、
 C帆船で持ち込まれた豚が野生化した猪豚が見られます。
     ≪恐竜?の動画≫http://www.gakujoken.or.jp/dam/tuatara.mpg
     =============================


(特別寄稿の原寸大映像は「学情研ネットワーク研究会員」の会員のページ
 に掲載。      URL:www.gakujoken.or.jp/Gate-EX/gatex.cgi


--------------------------------------------------------------------
[学情研の動き]

● 「学情研ネットワーク研究会員」の募集
 学情研では新規の「学情研ネットワーク研究会員」を募集しております。
特に、コンピュータメーカOBや元教員の方の登録を歓迎いたします。
なお、個人会員は今年3月末迄は会費・入会金共に免除となっております。
   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

● 「学情研ネットワーク研究会員」のページの新情報('02/02/08)
会員のページ「「海外(国際理解)版」のページに北京の世界遺産「故宮」の
 原寸大映像と、ニュージランドの動画を追加しました。
         
● 学情研主催「平成14年度学習ソフトウェアコンクール」の公募について
 学情研では、毎年、学習ソフトウェアコンクールを実施しています。

@応募の資格は、学校や、教育センター、教育委員会等の先生方や、先生方の
指導による児童生徒、個人の応募、団体として学校等組織単位の応募です。

A対象となる作品は、小学校、中学校、高等学校、盲・聾・養護学校等の各教
科の学習および 総合的な学習の時間における学習で使用するために作成した
ソフトウェア、または体系化された素材を対象です。

B応募作品の締切日は今年の5月10日(金)必着になっております。
      −−−−−−−−−−−−−−−−−

 文部科学大臣奨励賞(個人賞、団体賞)、優秀賞、協賛企業賞、奨励賞があ
りますので、皆様方からの応募を楽しみに待っております。

(URL=http://www.gakujoken.or.jp/sokuhou.html,連絡先Eメール: gjk@gakujoken.or.jp)



--------------------------------------------------------------------
【アドレスの変更・メールの配信停止はこのURLの一番下の文の「ここ」】
http://www.gakujoken.or.jp
(変更の場合は、解除・登録でお願いします)


【その他、ご意見等は】
gjk@gakujoken.or.jp まで連絡下さい。
(電話03-3464-1980、Fax.03-3464-2302)          学情研事務局

          ALL RIGHTS RESERVED, COPYRIGHT (C)GAKUJOKEN.2001