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* 学情研メールマガジン ============================= 2002/01/11
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*              (財)学習ソフトウエア情報研究センター
*                 【http://www.gakujoken.or.jp
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事務局から: サーバ休止による年末特集号の遅配をお詫びいたします。
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今回も学情研(文部科学省生涯学習政策局所管)と関係の深い方々に、学情研
の近況をご紹介する意味で、学情研メールマガジンを送らせて戴きました。
 配信登録やバックナンバーは下記URLからお願いいたします。
         (http://www.gakujoken.or.jp/news/merumaga.html)

 次回から「学情研メールマガジン」の配信を希望されない方は、下記E
メールアドレスにこのメールマガジンをご転送下さるか、その旨ご連絡くだ
さいませ。今後とも、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
         (連絡先)Eメール: gjk@gakujoken.or.jp
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                         (以下敬語敬称略)
□ 目次

[年頭のご挨拶]

[メッセージ]
● 「学習情報研究の特集の内容から」

[ニュースコーナー]New!!
● 教職員10年目の全教員 奉仕活動研修の義務化を検討へ  
● 教科ごとに評価事例 今月末にも「参考指針」 
● 文化庁長官に河合隼雄氏 18日に発令へ 

[ほんねとーく]
● 「数10年後は何が大切?」

[特別寄稿]
●「世界の旅 - バーチャル・グランドツアー(7) - 故宮・万里の長城ほか」
●「高尾山の自然」

[読者の声]

[学情研の動き]
● 雑誌「学習情報研究」1月号発刊('02/1/11)
● 「学情研ネットワーク研究会員」募集のお知らせ
● 「学情研ネットワーク研究会員」のページの新情報('02/1/11)
● 学情研「協力」のマイタウンマップ・コンクール公募について

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[年頭のご挨拶]                   

  (学習ソフトウエア情報研究センター理事長 鈴木 勲) 

 あけましておめでとうございます。
 昨年の2001年は、21世紀の幕開けとして、希望に輝く年となります
ようにと祈りましたが、思いもかけぬ同時多発テロ事件が勃発し、それに対
する世界的規模の対テロ戦争という大変動の年となりました。

 2002年は、戦火が収まり、この地球上に平和がもたらされることを念
じつつ、わが国の貢献が国際社会に評価され、国民の独立心に誇りが甦るこ
とを願っております。

 さて、いよいよ本年4月からは新しい学習指導要領による教育がスタート
します。新教育の目標は、自ら学び、考え、課題を積極的に解決していく力
を育て、日本の将来を担う人材を育成することであり、情報教育は、その重
要な一翼を担うものと期待されております。

 民間においてその重要な役割の一端を担う専門団体としての本財団の使命
は、一段と重要性を増すものと考えます。

 本財団としても、この役割を自覚し、文部科学省はじめ、会員、学会、企
業の各方面のご支援をいただきながら、諸事業を着実に実施し、情報教育の
一層の推進に取り組んでまいります。

 この新たな年も、引きつづきこれまで同様の温かいご支援、ご理解を賜わ
りますようお願い申し上げますとともに、みなさまのご多幸を心から祈念い
たしまして、新年のあいさつといたします。


[メッセージ]

●  「学習情報研究の特集の内容から」
  (国立教育政策研究所 堀口秀嗣)

 今回は学習情報研究の特集の内容からの紹介です。
学情研の学習情報研究の11月号は新しい3本の特集の号であった。

<学習指導におけるインターネットの役割と活用>
・インターネット時代の学習活動を考える 
    堀田龍也(静岡大)
・地域学習との融合を目指したインターネットの活用
                  笹原克彦(富山・蜷川小)
・THE DAIKON 全国一斉桜島大根栽培プロジェクト
                  図師弘秋(鹿児島・大野小)
・情報の意味を理解し判断する力を育てる情報モラルの授業
                  石原一彦(滋賀・瀬田小)

<共同学習・交流学習>
・小学校で総合的な学習で目指すもの 林 徳治(山口大)
・1,2,3 シドニーへゴー
              中村正則(山口・附属光小)
・全学年を通じてコミュニケーション能力を育てる共同・交流学習
                  葦原 宏(京都府・上川口小)
・掲示板交流から始まる総合的な学習 河畑格致(山口・良城小)

<学習指導におけるコンピュータの役割と活用法>
・教科指導におけるコンピュータの役割と利用法
                  井口磯夫(十文字学園女子大)
・児童の情報活用を支えるコンピュータ
    見米 宏(杉並区・富士見丘小)
・ツールとしての魅力とさらなるダイナミズムへ
                  大出茂晴(香川・塩江中)

 3つの理論編、7つの実践編である。

 この中の1つを紹介しよう。桜島大根栽培プロジェクトである。
仮説は桜島の子どもたちの疑問「桜島大根は桜島特有の温暖な気候と、火山
灰を含んだ土壌でないと育たない」と言い伝えられていることが、本当なの
だろうかということからスタートしている。

 これを、北海道から鹿児島まで12の参加校で条件を統一して栽培して、
収穫した大根の大きさを競うコンテストにしているところが面白い。

 途中、ホームページや掲示板やテレビ会議などで様々な交流が行われるが
台風や長雨、害虫などに悩まされながらも育てられ、間引きの日が数校で偶
然同じ日になった驚きも紹介される。

 そして、1月23日のコンテストの日。重さや周囲の大きさなどを比較し
て最終的には宮崎の小学校が優勝する。

 大きさは様々であったものの、言い伝えは本当ではない事を検証した。
「桜島大根は桜島以外の土地でも育つのである。」

参加校全ての大根の様子は
http://cgi1.synapse.ne.jp/~daikon/result00/result00.html
で見る事ができる。

 子どもたちの心の動きや活動の展開の様子など、実践の紹介がうまく表さ
れている。全校児童数8人という、ちいさなちいさな学校が中心になって大
きな大きな実践が行われたような気がする。

ぜひ、読んでいただきたい実践編である。

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[ニュースコーナー]New!!
日本教育新聞社の協力により、最近2週間の教育界の重要な動き3点を
紹介します。なおコメントは下記Eメールアドレスにお願いいたします。

● 教職員10年目の全教員 奉仕活動研修の義務化を検討へ 
  文部科学省は研修の一環としてボランティア活動、奉仕活動を義務付ける
  ことについて、平成14年度から検討を始める。

● 教科ごとに評価事例 今月末にも「参考指針」
   国立教育政策研究所の教育課程研究センターは今月末をめどに、教科ご
  との評価事例を盛り込んだ「参考指針」をまとめる予定。

● 文化庁長官に河合隼雄氏 18日に発令へ
   3人目の民間人文化庁長官が18日の発令で、誕生する。


 URL=http://www.kyoiku-press.co.jp (毎週金曜日に更新)
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(連絡先)Eメール: henshu@kyoiku-press.co.jp

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[ほんねとーく]

● 「数10年後は何が大切?」
   (聖心女子大学 永野和男) 

 数十年前、今よりはるかに性能の低いコンピュータが数億円もしていたこ
と考えると、今後の情報技術で具現化する製品は予想もできない。

しかし、ほとんどの製品にあたりまえのようにコンピュータが組み込まれ、
仕事の支援やコミュニケーションの支援を行なえるようになっていることは
十分予想できる。また、情報化社会が進展すると、情報そのものの経済価値
が今よりもさらに大きくなる。

したがって、情報の管理についての能力を身につけることは、技術的にも道
義的にも重要になってくる。情報に価値をつける方法、セキュリティー・情
報モラルに関する知識・技能・態度、協調したり協力しあって物事を解決し
ていく姿勢が、これからの社会人にはますます求められるようになり、それ
らが子どもへの教育の重点的な内容になるはずだ。


 情報の管理については現在の現金と同じように、情報BANKに預けておけば
、いつでもどこからでも必要なだけ取り出して利用することができる。回線
スピードも、Mbpsといった比ではないので、音声・画像・映像や立体像で、
再現できる。

したがって、現在、教科書や写真など紙で提供されている教育情報のほとん
どは、ネットワークから入手できるようになるだけでなく、自分の学習暦や
ノートなども情報化して、安全に継続的に保存しておくことができるように
なる。


 このような時代になると学校は、もはや教科の知識や技術を身につけに行
くところではなくなる。おおくの学習の仕組みは、ネットワーク上の教材や
わかりやすい家庭教師のような学習支援システム(多分ロボット)によって
代行される。

その意味では、最新の知識を得る場としての学校はその役割を終える。しか
し、学校には新しい役割が求められる。それは、なめらかな社会への参加、
コミュニティとしてのルールやマナーの習得、手足を動かす実体験、心の問
題などである。

平成14年からの新しい学習指導要領の内容は、それを予感させている。


(25年後の学校は? の質問へのエッセイから)

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[特別寄稿]

●「世界の旅 - バーチャル・グランドツアー(7) - 故宮・万里の長城ほか」
 (連載) [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 今回は中華人民共和国の首都北京の世界遺産「故宮・天壇・頤和園・万里の
長城」です。

 学情研ネットワーク研究会員の岡田さんから、北京の世界遺産「故宮」、
「天壇」と「頤和園」、北京近郊の「万里の長城」の映像が提供されました。
   ≪ホームページ≫http://www.gakujoken.or.jp/dap/chugoku2.html
   ===============================

 ユネスコ(UNESCO)の 「世界遺産紹介」では、正式名称はそれぞれ次のよ
うに記されています。
   ≪世界遺産紹介ホームページ≫
       http://www.unesco.jp/contents/isan/shoukai_index.html
       ===========================
  ・ 明(ミン)・清(シン)朝の皇宮
  ・ 天壇(テンダン):北京の皇帝の聖壇
  ・ 頤和園(イホウイワン),北京の皇帝の庭園
   ・ 万里(ワンリー)の長城(チャンチョン)

 以下は、関連する「故宮」の動画映像です:
   ≪動画≫http://www.gakujoken.or.jp/dam/kokyuu1.mpg
   =========================
   ≪動画≫http://www.gakujoken.or.jp/dam/kokyuu2.mpg
   =========================
   ≪動画≫http://www.gakujoken.or.jp/dam/kokyuu3.mpg
   =========================
   ≪動画≫http://www.gakujoken.or.jp/dam/kokyuu4.mpg
   =========================
   ≪動画≫http://www.gakujoken.or.jp/dam/kokyuu5.mpg
   =========================
   ≪動画≫http://www.gakujoken.or.jp/dam/kokyuu6.mpg
   =========================
   ≪動画≫http://www.gakujoken.or.jp/dam/kokyuu7.mpg
   =========================

●「高尾山の自然」('01/12/31)
      [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]

 学情研ネットワーク研究会員の安立さんから、大晦日12月31日午前8時頃
の高尾山の映像が提供されました。今回は「氷の花」4種です。

「氷の華『シモバシラ』
 1年の大納め31日早朝、高尾の尾根にシモバシラを訪ねて行ってきました。
前夜の満天の星、冴えた月から、放射冷却で高尾山は大冷えとみて5時に家
を出て、8時過ぎに尾根にたどり着きました。頬がピリピリし、地表近くの気温
は−5度近くに下がっていたでしょう(ザックに付けた寒暖計は身体に近く少
し高め)。寒さが厳しいほど華麗な氷の現象が観られます。

 霜柱というと普通、庭や土の道の表面の土を、一晩の内に数センチも持ち上
げてしまう現象をいいますが、今回は、冬の早朝密やかに華を見せる「シモバ
シラ」を紹介しましょう。

 野草のシモバシラはしそ科の多年草で、山の林の下など日当たりの良いと
ころを好んで育ちます。草丈、葉、花(白)は食用としておなじみの紫蘇に近似
します。花季は9〜10月頃。

 冬に立ち枯れ、茎の導管などからなる組織にたて方向の隙間を生じ、毛細管
現象によって土中の水分が引き上げられます。その水分が結氷、膨張して枯れ
茎の隙間から外にせり出し、羽根状に発達します。せり出す大きさは水平方向
に1〜2a、縦方向に根元から10a位までで、華の形状は矢羽型を基本に、い
ろいろの形を見せてくれます。

 陽が上がり気温が上昇すると解けて消えていきます。自然はこの野草に、枯
れた後にも再び花を咲かせる仕組みを与えてくれて、冬の山を訪れる人をもて
なしてくれます。

[添え書]習いたてのデジカメですが、山野の様子をお伝えし、楽しさを共有で
きればと思っています。学情研HPが教育情報プラス潤い、安らぎ、支えあい
の場としてあることを願っています。」

 ≪氷の花 写真1≫http://www.gakujoken.or.jp/adachi/koorinohana1.jpg
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 ≪氷の花 写真2≫http://www.gakujoken.or.jp/adachi/koorinohana2.jpg
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 ≪氷の花 写真3≫http://www.gakujoken.or.jp/adachi/koorinohana3.jpg
         =========================
 ≪氷の花 写真4≫http://www.gakujoken.or.jp/adachi/koorinohana4.jpg
         =========================  

(特別寄稿の原寸大映像は「学情研ネットワーク研究会員」の東京のページ
 に掲載。      URL:www.gakujoken.or.jp/Gate-EX/gatex.cgi

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[読者の声]

  (柏市立教育研究所 目羅勇造)

 柏教研 目羅です。
 毎回楽しく拝見致しております。
 最先端の情報が得られること,特に添付の動画は説得力がありますね。
 いつも ありがとうございます。
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[学情研の動き]

● 雑誌「学習情報研究」1月号発刊('02/1/11)
 今回は新年号座談会「新学習指導要領の実施に向けての情報教育の推進」
が特集として記載されています。出席者は、芦葉浪久(十文字学園女子大学
教授)、尾崎春樹(文部科学省学習情報政策課長)、清水康敬(国立教育政
策研究所教育研究情報センター長)と永嶋賢一(所沢市教育センター長)で
す。 

● 「学情研ネットワーク研究会員」の募集
 学情研では新規の「学情研ネットワーク研究会員」を募集しております。
特に、コンピュータメーカOBや元教員の方の登録を歓迎いたします。
なお、個人会員は今年3月末迄は会費・入会金共に免除となっております。
   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

● 「学情研ネットワーク研究会員」のページの新情報('01/11/11)
会員のページ「東京地区版」の「−高尾山の自然−」を拡張しました。

会員のページ「高知地区版」に、「むかしの農業の道具、むかしのくらし
の道具、高知市のくらしのうつりかわり、伝統工業,工芸、、鏡川のようす
、四万十川のようす、安芸市の川のようす 、安芸市の史跡・遺跡、高知の化
石(1)、高知の化石(2)、星座、なす作り、お茶づくり、内原野焼き(郷土の工
芸) 、安芸市の工場、安芸市役所の仕事、五台山の植物(春の草花)、五台
山の植物(春の樹木)」を追加いたしました。

 また、「海外(国際理解)版」のページに北京の世界遺産「故宮」、「天壇」
と「頤和園」、北京近郊の「万里の長城」の原寸大映像を追加しました。
         
● 学情研「協力」のマイタウンマップ・コンクール公募について
 応募作品の締切日は年末の12月31日になっておりましたが、締切日が1
ヶ月ほど延長になり、来年1月26日(土)になりました。
作品応募数は、昨年中に600点を超える作品が届いたとのこと。皆様方から
の応募を楽しみに待っております[表彰式は3月9日東京・科学未来館で]。
(URL=http://www.mytownmap.or.jp,連絡先Eメール: info@mytownmap.or.jp)
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