●「世界の旅バーチャル・グランドツアー(52)
エピダウロス古代遺跡」
(連載) [対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:共通]
今回は、神話と古代遺跡の国ギリシャから「エピダウロス古代遺跡」の動画像です。
エピダウロスは前号で紹介した「ナフプリオン」から30km、バスで約40分の所にあり、
古代には医神アスクレピオス信仰にもとづく医療の総合センターでした。紀元前6世紀
ごろ、アスクレピオス信仰がギルシャ全土に高まり、聖域が設けられました。
最盛期の紀元前4世紀には、医療施設を中心に神殿や宿泊施設、浴場、劇場、体育
訓練所などの公共施設が建てられました。治療は薬ではなく、まずはスポーツや
マッサージをして体をほぐし、体に良い聖水や湧き水を使い、観劇や音楽鑑賞で心を
明るくさせていきました。ここは心理療法のはしりとなりました。
紀元前330年頃、この癒しの施設の一環として、ポリュクレイトス(Polykleitos)の設計により、
ギリシア時代の原型を伝えているギリシア古代劇場が作られたといいます。
円形劇場の収容能力14,000人、客席は大きく上部21段下部34段に分かれ、全部で55段です。
すり鉢状に見える部分が直径118mの半円より少し大きめの観客席で、舞台は直径20.43mの
円形です。
音響効果にも充分な配慮がなされており、舞台上のささやき声、硬貨の落ちる音、紙を破る音や、
拍手も、最上段も最前列と同じように聞こえます。
今ではギリシャ劇の殿堂とも言うべき生きた古代劇場では、7月から8月まで続くフェスティバルの
期間中、毎週末の夜にギリシャの古典劇が上演されています。
≪動画・静止画「エピダウロス古代遺跡」のホームページ≫


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(財)学情研メールマガジン 第56号 (2003/10/17 発行)に掲載されました。