二俣城

 二俣城は、静岡県浜松市天竜区二俣町にある山城跡です。徳川家康の嫡男、信康が織田信長の命により、切腹自害した城として有名です。
  築城年代は定かではありませんが、1504年頃には今川氏の支城となっていました。1568年(永禄11年)徳川家康がこの城を攻略し、中根正照を城主としました。1572年(元亀元年)武田信玄が4万の大軍で攻めますが、容易に陥落しません。武田方は城の水利が天竜川からくみ上げていることを知り、上流から筏を流して井戸楼を壊し城の飲料水を絶つことで落城させました。長篠の戦いで武田勝頼が大敗した後は、徳川方に奪還され、大久保忠世が城主となります。1590年(天正18年)小田原転封となり、二俣城は廃城となりました。
 天竜川と二俣川に挟まれた標高40mの丘陵上にある中世城郭です。現在は本丸跡に天守台が残されているだけです。
 城の近くには信康の墓のある清瀧寺があり、井戸楼も復元されています。