犬山城

 犬山城は、愛知県犬山市にある平山城で、江戸時代前後に建造された天守閣が現存しており、この天守は、姫路城・松本城・彦根城とともに国宝に指定されています。
 1537年(天文6年)織田信長の叔父である織田信康が、木曽川沿いの高さ約88mの丘に築いたのが始まりとされています。1584年(天正12年)秀吉対家康の「小牧・長久手の戦い」の際には秀吉が入城し、小牧山城に陣取った家康とにらみ合いが続きましたが、和睦し、犬山城は織田信雄のものとなります。江戸時代に入ってからは、尾張藩の家老成瀬正成が3万5千石で入封、現在に残る城の姿に改修し、以後成瀬家9代の居城となりました。明治の廃城令で天守以外の建物は破却され愛知県の所有になりますが、1891年(明治24年)の濃尾大地震によって天守が半壊してしまいました。城の修理を条件に県から成瀬家に譲渡され、全国唯一の個人所有の城となっていましたが、2004年(平成16年)「財団法人犬山城白帝文庫」の移管されました。
 望楼式三層五階の小さな天守ですが、木曽川の対岸からの景色は一幅の絵のようです。