2018年学習情報研究誌目次一覧

  
09月号・・・電子黒板・拡大掲示装置/学びを深めるAR/VR教材の開発と活用
07月号・・・タブレット端末/情報モラル/セキュリティ
05月号・・・プログラミング教育・小学校/学習履歴/学習記録
03月号・・・教員研修/カリキュラム・マネジメント
01月号・・・教科学習におけるデジタル教科書/タブレット端末
(隔月発刊)

2018年9月号
平成30 年度第34 回「学習デジタル教材コンクール」入賞作品
電子黒板・拡大掲示装置    コーディネータ:毛利 靖(つくば市立みどりの学園義務教育学校)
電子黒板・拡大提示装置の利用の実際と教育的効果 つくば市立みどりの学園義務教育学校 毛利 靖
<抄 録>
つくば市では、平成18年度より電子黒板・拡大提示装置を各小中学校に導入し学習改善に役立てている。また平成24年度より特別な教科「つくばスタイル科」を創設し、21世紀型スキルの育成にこれを活用している。
<キーワード>
電子黒板、拡大提示装置、21世紀型スキル、問題解決型学習、主体的・対話的で深い学びの創造
拡大提示装置としてのタブレット端末 宇都宮大学教育学研究科 久保田善彦
<抄 録>
タブレット端末を拡大提示装置として活用する方法を整理した。各学校では,タブレット端末の導入が急速に進んでいる。従来の拡大提示装置の機能を越えた活用が可能である。そこで,提示の範囲を,教室全体への拡大提示,グループでの拡大提示,個人での拡大提示の視点から事例を検討した。更には,協働学習のための情報共有の在り方とタブレット端末の活用を整理した。
<キーワード>
拡大提示装置,タブレット端末,提示範囲
デジタル教科書・コンテンツでの電子黒板・拡大提示装置の利用 つくば市立みどりの学園義務教育学校 毛利 靖
<抄 録>
つくば市では、小学校国語・算数・理科・社会、中学校では国語・社会・数学・理科・英語・音楽・美術・技術・家庭で教師用デジタル教科書を導入している。電子黒板・拡大提示装置(以下:電子黒板等)に投影したデジタル教科書の利用と効果について紹介する。
<キーワード>
電子黒板、拡大提示装置、教師用デジタル教科書、問題解決型学習、主体的・対話的で深い学びの創造
わかる授業で楽しく学ぶ つくば市立秀峰筑波義務教育学校 松本義明ほか全職員
<抄 録>
本校は2中7小が統合して本年度に開校した義務教育学校である。統合後の児童生徒が戸惑うことなく,学校生活を送れるよう,統合に向け,研究推進委員会が中心となり話合いを進めてきた。小規模校での学習は,固定化された児童生徒の活動になりがちであることを踏まえ, 特に学力向上に向けた施策として,学校で統一した授業スタイルで学習を進めること,ICT機器を効果的に授業に利活用すること,学習形態を工夫して互いに学びあうことなど,児童生徒にとってわかりやすく,楽しい授業の実践に重点を置き,主体的・対話的で深い学びのための授業が実践できるよう授業改善を図っている。
<キーワード>
ICT機器の利活用 電子黒板 実物投影機 主体的で対話的な深い学び 統一された授業スタイル
プログラミング学習での電子黒板・拡大提示装置の利用 つくば市総合教育研究所 中村めぐみ
<抄 録>
つくば市では中学校区で学園を組織し,小中9年間の一貫教育を進めている。プログラミング教育においても,2016より取り入れ,今年度は9年間を見据えた系統的なカリキュラムを用意し全市一斉に展開している。
<キーワード>
小学校,プログラミング,電子黒板,拡大提示装置 アンプラグド,共有
外国語活動における電子黒板の活用 つくば市立沼崎小学校 鈴木はる代
<抄 録>
外国語活動の学習において電子黒板・その他のICT機器はなくてはならない存在といえる。語学の学習に必要な音声面での活用だけでなく,他にも様々な活用法がある。どのような場面で機器を用い,どのような場面ではアナログに学習させるべきなのか指導者はよく見極めて,効果的に電子黒板・ICT機器を活用したい。
<キーワード>
外国語活動, 英語, 電子黒板, 拡大提示装置
音楽科での電子黒板・拡大提示装置の利用 つくば市立葛城小学校 佐々木香織
<抄 録>
本稿では,小学校音楽科の学習領域「表現(歌唱,器楽,音楽づくり)」と「鑑賞」で,筆者がこれまで試みたICT教材と電子黒板とを組み合わせた実践事例を紹介するとともに,それらがもたらす音楽科における教育的効果について述べる。
ICT教材と電子黒板は,音という見えない学習対象の「可視化」を学習者にもたらし,電子黒板によって「拡大」することは,学習者に「協働」の場を提供することになる。
<キーワード>
ICT教材,音楽科用デジタル教材,可視化,拡大,固定化,再生化,協働,デジタルからアナログへ.
学びを深めるAR/VR教材の開発と活用  コーディネータ:中野博幸(上越教育大学学校教育実践研究センター)
AR・VRとは 上越教育大学学校教育実践研究センター 中野博幸
<抄 録>
ARやVRという言葉をよく見聞きするようになった.ARやVRが私たちの日々の生活をどのように便利にしてくれるのか,教育現場での利用価値は何かなど,その仕組みや違いからまとめてみたい.
<キーワード>
拡張現実(AR),仮想現実(VR),日常生活,教育利用.
ARによる授業実践1 上越市立春日中学校 小松祐貴
<抄 録>
「月の運動と見え方」を理解するために,発泡スチロール球を使った立体モデルによって実験することが多い。しかし,テストでは,平面図が用いられるため,平面図から立体モデルを想像することが大きな課題となる。この課題に対して,平面図の画像上に立体モデルを重畳表示するAR教材を使用した。生徒は,平面図を様々な角度から見ていくことで,立体モデル実験と同じように変化することに気づき,平面図と立体モデルがつながっていった。
<キーワード>
拡張現実,AR,タブレット,月の見え方,中学校理科
ARによる授業実践2 上越市立春日中学校 小松祐貴
<抄 録>
凸レンズの働きによってできる像の位置や大きさなど規則性の理解を促すために,AR技術を用いた教材を使用した。AR教材は,生徒が実験で使用する光学台に光の道筋や像を重畳表示することで,実験と作図を関連付け,規則性の理解を促すことを意図したものである。授業実践を行った結果,作図ができるようになった生徒の割合は変わらなかったものの,規則性を理解した生徒の割合は増加した。この結果から,規則性の理解のためには,実験と関連付けられた作図が必要であり,そのためにAR教材が有効だということが分かった。
<キーワード>
拡張現実,AR,凸レンズ,光学台,中学校理科
Kinectを用いたARによる鏡像シミュレーション 上越教育大学学校教育実践研究センター 中野博幸
<抄 録>
中学校理科における全身を映すのに必要な鏡の大きさについての理解を促すため,拡張現実(AR)とKinectを用いたシミュレーション教材を開発した.Kinectは学習者の骨格を認識し,コンピュータのカメラ画像上に骨格をリアルタイムで表示することができる.また,拡張現実(AR)により学習者の思考に応じて様々な補助線を画面上に重畳表示できるようにした.
<キーワード>
拡張現実(AR),Kinect,教材開発,中学校理科,鏡,シミュレーション.
これからのAR/VRコンテンツの可能性 上越教育大学附属中学校 大崎 貢
<抄 録>
現在,毎日のように,また加速度的に,新しいコンテンツやアプリ,サービスが生産され続けている。何をどのように使ったら効果的かを検討することも必要不可欠であり楽しいことではあるが,生徒が自らコンテンツを作成することで様々な効果が期待できると考える。
<キーワード>
拡張現実(AR),仮想現実(VR),コンテンツの作成
VR動画による日周運動の理解 宇都宮大学教育学研究科 久保田善彦
<抄 録>
VR(virtual reality)の言葉や装置は身近になってきた。しかし,教育利用している学校は数少ない。はじめに,VRとは何か,どのような教育利用ができるかをまとめた。次に,身体化認知の考え方を応用した,中学校理科の実践とその成果を紹介した。
<キーワード>
仮想現実(VR),身体化認知,中学校理科,日周運動
シリーズ:子どもが集う学校図書館
新聞記事データベースの活用法  柏市立柏高等学校  宮薗育子
<抄 録>
新聞記事データベースは小論文指導だけでなく,個に応じた教材作りに役立つ。校内LANとWi-Fiによって,従来の図書館に加えて,情報端末機器と,生徒を受容し課題解決へのアドバイスができる指導者のいる場所が,図書館の役割を担いつつある。学校図書館の機能の一端を担う進路指導室では,情報の収集・活用の仕方を学ばせることもできる。新聞記事データベースを使って生徒が積極的に進路指導室に足を運ぶ姿がみられるようになったことと,あわせて個に応じた教科指導の効率化も紹介したい。
<キーワード>
学校図書館,NIE,データベース,小論文指導,進路指導,日本語教育
シリーズ:ICT CONNECT 21
遠隔授業システムの考え方  天野 光善
シリーズ:実践研究助成校の成果報告
〇教員の英語の指導スキルを向上させるデジタル指導案の作成 狛江市立狛江第三小学校
学習情報研究論文誌
小学校算数科の立体図形の理解に情報の階層化が与える影響の研究 菊地 寛/中川一史
情報コラム 情報の新しい捉え方
情報処理とは何か 芦葉 浪久



2018年7月号
「情報教育セミナー2018」のご案内
タブレット端末    コーディネータ:中橋 雄(武蔵大学
タブレット端末活用の可能性 武蔵大学 中橋 雄
<抄 録>
本稿は、タブレット端末活用の可能性について考えるために、日本の教育におけるICT環境の整備状況と整備計画を確認するとともに、国の実証事業で明らかにされた成果を整理したものである。何のために、どのようにタブレット端末を活用していく必要があるのか考え、実践開発と情報共有を行い、授業改善を繰り返していく重要性について指摘した。
<キーワード>
タブレット端末、学習指導要領、環境整備、学習効果
学習規律とタブレット端末の活用 常葉大学 佐藤和紀
<抄 録>
本稿では,小学校においてタブレット端末を活用する際に前提となる学習規律の必要性や,タブレット端末を活用する際の学習規律について,いくつかの事例に基づいて考察する.
<キーワード>
学習規律 タブレット端末
タブレット端末・動画クリップを活用した協働学習 金沢市立大徳小学校 山口眞希
<抄 録>
小学校5年生社会科の学習において、協働性を育みながら自分の考えを深めることをめざして、自他の情報を組み合わせて自分の納得解を作り出すという協働的な学習を取り入れた授業を設計した。資料としてNHK for Schoolの動画クリップを活用した。動画は1人1台のタブレット端末で視聴し、自分が理解できるまで何度でも視聴できるようにした。また、相手に説明するときに必要になりそうな資料などはタブレット端末でキャプチャしておき、それを提示しながら話し合った。
<キーワード>
タブレット端末、動画クリップ、協働学習、社会科
小学校算数科におけるタブレットPCを活用した日常的な授業実践 春日井市立出川小学校 久川慶貴
<抄 録>
筆者の勤務する春日井市立出川小学校では,平成23年度から現在に至るまで「学習規律」「ICTの有効活用」を土台として,授業実践を行っている.平成26・27年度にはパナソニック教育財団の「ワンダースクールプロジェクト」に参画し,主に算数科を中心にタブレットPC(以下,TPCとする)を活用した授業実践を行った.
本稿では,本校で実施されているTPCを活用した授業実践の概要と,実践を続ける上で得られたTPCを活用することのよさの2点を紹介する.
<キーワード>
小学校,算数科,タブレットPC,Excel
探究活動を支えるICT活用 大田区立大森第一小学校 河野広和
<抄 録>
各教科等の「見方・考え方」は、児童生徒が学習や人生において自在に働かせることができるようにすることと学習指導要領にある。探究内容を児童が自由に選択し、「見方・考え方」を働かせる単元「卒業研究」を設けた。個々の児童がもつ情報量は膨大になるが、ICTを活用することで、効果的に学びをサポートすることができる。児童自身が自分の学びの過程における情報を蓄積・整理する場として、教師が児童をサポートするコミュニケーションツールとして有効であった。
<キーワード>
「見方・考え方」、「探究学習」
社会科調べ学習におけるタブレット端末の活用 金沢大学附属小学校 福田 晃
<抄 録>
小学校第4学年社会科「命とくらしをささえる水」における調べ学習において、児童がタブレット端末を用いた事例を紹介する。本稿では、『見学における写真・動画の視聴』、『NHK for Schoolの視聴』、『不足情報を示す際の活用』という点を中心に述べていくこととする。
<キーワード>
タブレット端末、NHK for School、社会科、「命とくらしをささえる水」、一人一台環境
小学校音楽の授業で映像作品を作る 熊本大学教育学部附属小学校 中島千晴
<抄 録>
子どもたちにとって,スマートフォンやタブレット端末は身近なものとなった。画像に音楽をつけて楽しむことも簡単にできる時代である。誰でもSNSやYouTubeで発信できる今,機器の操作や適切な発信の仕方,受け取り方を学び,音楽表現を楽しむ学習が小学校段階においても必要である。また,タブレット端末と適当なアプリを用いることで,効果的に音楽科のねらいへ迫ることができると考える。本実践は,6年生を対象にその具体を考えたものである。
<キーワード>
小学校,音楽,ICT,タブレット端末,知的財産権,著作権
特別の教科 道徳におけるタブレット端末の活用 京都市立藤城小学校 神山今日子
<抄 録>
展開前段においてタブレット端末を使い,意見交流の場を多く設けることで児童がより積極的に参加できる道徳の授業を目指した。
<キーワード>
タブレット端末,一人一台,ロイロノートスクール
小学校算数科におけるタブレット端末を活用したプログラミング体験の授業実践 千葉大学教育学部附属小学校 小池翔太
<抄 録>
本稿では,帰国学級の小学校5年生を対象にした算数科の単元「円と正多角形」において,1人1台のタブレット端末と学校放送番組を活用した,プログラミング体験の授業実践について報告していく。実践を通して,教科におけるプログラミング体験の授業実践をする際,タブレット端末を有効活用する方法について示唆を得ることができた。
<キーワード>
タブレット端末,プログラミング,小学校算数科,学校放送番組
タブレットを活用し情報の整理・分類から深い学びへ 同志社中学校・高等学校 反田 任
<抄 録>
同志社中学校では2014年度より生徒が一人一台のタブレット端末を所持し教科学習や教育活動を行っている.中学1年生の英語授業で情報の分類、整理、構造化を支援するアプリケーションを活用し, 得た情報を整理する,思考をまとめながら整理し, 深い学びにいたる授業を実践し考察した.
<キーワード>
タブレット, 情報検索, 深い学び, ICT活用, 英語教育, 思考ツール
中学校国語科で一人一台のタブレット端末を活用した実践事例 松阪市立三雲中学校 坂口友視
<抄 録>
中学校2年生の国語の授業において、日常的にタブレット端末を活用した授業を行っている。今回は、古典の学習と説明的な文章の学習の実践を紹介する。また、これまでの実践や今回の実践を紹介する中で、見えてきたICTを活用する場面を整理した。
<キーワード>
タブレット端末,中学校国語,協働学習
文書アシスト機能による自己肯定感を高めるタブレット活用 岩美町立岩美中学校 岩ア有朋
<抄 録>
文書アシスト機能を使うと、因果関係を含んだ文章の数自体はマッピングよりも文書アシスト機能を使った方が多くなった。また、言葉の過不足などが明確になり、結果として説明文も書きやすくなると感じている生徒も多くいる。かなりの文章量でも、このような機能を使うことで書けることの自信が学習意欲に繋がるものと考える。
<キーワード>
マッピング 文書アシスト機能 ツリー状
渋谷区教育情報化(ICT教育)システムの導入初年度を振り返って 渋谷区教育委員会 鴨志田暁弘
<抄 録>
本校では、平成29年9月に、LTE回線を活用したタブレット端末を児童生徒、教員1人1台という形で導入した「渋谷区教育情報化システム」について、導入以前の状況から、導入後約半年間の状況について、その中で得られた知見、課題について、まとめた。
<キーワード>
1人1台、LTE回線、持ち帰り
1人1台タブレットの導入から活用まで 備前市教育委員会 瀧口健太郎
<抄 録>
現在,全国的に学校現場へのタブレットを初めとするICT機器の導入が進んでいる。各地ではグローバル化への対応や学力向上といった教育の質的向上を目指し,ICT機器を活用した有意義な取組が次々と生まれている。しかし,それらが「先進的な取組」と表現されていることからもわかるように,この新たな教育課題は未だ十分構造化されているとは言いがたい。ここでは,本市におけるICT機器導入を,黎明期における1つのモデルケースとして紹介したい。 
情報モラル/セキュリティ   コーディネータ:今度珠美(鳥取大学大学院)
新たな情報モラル教育の提案 鳥取大学大学院 今度珠美
<抄 録>
子どもたちのなかにはSNS等のネットツールに寄りかっかって人間関係を構築することが多くなってきました。そのストレスのはけ口としてネットトラブルが増えており、そのひとつがネットいじめです。高校生の大規模調査からは、1割弱がネットで嫌な目にあっており、学力下位層に多い傾向がみられました。しかし、ネットいじめの原因には、子どもたちが価値観の多様性を受け入れられないという実態があります。リアルな人間関係の構築を含めて、広く「人権」意識を高揚させることが、ネットモラルを向上させることにもつながるのです。
<キーワード>
ネットいじめ、ネットモラル、人間関係の構築、価値観の多様性
「情報モラル」を考える 佛教大学 原 清治
<抄 録>
学習者用端末の普及と教材の質的・量的向上により,個別の学習支援を可能とする適応学習への関心が高まっている.本稿では,その経緯とともに小学校算数科での利用事例を取り上げ,今後のICT環境の整備と教育課程の両面から,適応学習教材の可能性を検討した.
<キーワード>
学習履歴,適応学習,学習者用端末,算数,教育課程,学校と家庭の学習連携.
特別支援学校での情報モラル教育 東北大学大学院 爲川雄二
<抄 録>
特別支援学校においても,情報モラル教育の議論が避けて通れなくなってきた。本論では,知的障害特別支援学校における情報モラルに関する全国調査の結果と,特別支援学校を対象にしたユニークな情報モラル教育の実践事例を紹介する。
<キーワード>
生活,就学奨励費,適時性,臨場感,実態把握
高校生のインターネット依存傾向と対人関係について 東京都立江北高等学校 稲垣俊介
<抄 録>
高校生のインターネット(以下,ネット)利用やインターネット依存 (以下,ネット依存)傾向と対人関係について調査をした.その結果,ネットでコミュニケーションを取る相手への態度や向き合い方に男女間で質的な違いがみられた.
<キーワード>
インターネット依存,対人関係,対人依存欲求,高校生
情報カードを用いた家庭での情報モラル教育の推進 岐阜県教育委員会 酒井統康
<抄 録>
保護者向けの情報モラル研修会では、限られた保護者の参加となることが多い。そのため、本当に参加して欲しい家庭からの出席がなかったり、研修会に参加しても単発となりその後の指導につながらなかったりする。そこで,本稿では,児童の情報モラルに対する知識の向上と共に、より多くの家庭を巻き込んだ情報モラル教育実践について事例をもとにまとめていく.
<キーワード>
家庭教育・情報カード・日常的な情報モラル
幼児期における情報モラル教育 株式会社ネル・アンド・エム 田中康平
<抄 録>
スマートフォン等の利用が低年齢化する中で、保護者や幼稚園教諭より情報モラルに関わる相談が寄せられる場合がある.幼稚園の年長児を対象とし展開している「ICTタイム」の取り組において「情報モラル」の涵養を含む活動を検討し実践した。
<キーワード>
情報モラル教育,幼児教育,幼稚園教育
シリーズ:ICT CONNECT 21
CBTでテストを実施する利点 劉 東岳
学習情報研究論文誌
英語プレゼンテーションを撮影した自己の映像を活用するための視聴方法の検証 小林 輝美
情報コラム 情報の新しい捉え方
情報量 芦葉 浪久



2018年5月号
「情報教育セミナー2018」のご案内
平成30 年度第34 回「学習デジタル教材コンクール」作品募集
プログラミング教育・小学校    コーディネータ:小林祐紀(茨城大学)
小学校プログラミング教育の現状と課題 茨城大学 小林祐紀
<抄 録>
2020年度より全面実施される新学習指導要領のキーワードの一つに小学校プログラミング教育が挙げられる。同教育では,資質・能力の観点に基づき,プログラミング的思考と呼ばれる論理的思考力を育むことをはじめとして,気付きや態度の涵養,そして学習内容の確実な定着がねらいとされている。本稿では,小学校プログラミング教育の現状と課題について,教育実践,教員研修,教員養成の点から概説する。
<キーワード>
小学校プログラミング教育,プログラミング的思考,教育実践,教員研修,教員養成
楽しく学ぼう!プログラミングとコンピュータの仕組み 武庫川女子大学
大阪電気通信大学
白井詩沙香
兼宗 進
<抄 録>
新学習指導要領において,小学校段階でプログラミング教育が行われることになり,様々な教育実践・教材開発が進められつつある。本稿では,教育用プログラミング言語「ドリトル」とコンピュータの仕組みを学ぶ教育手法である「コンピュータサイエンスアンプラグド」について紹介する。
<キーワード>
小学校プログラミング教育,ドリトル,コンピュータサイエンスアンプラグド
義務教育段階における世界のプログラミング教育の潮流 株式会社エデュテクノロジー 阪上吉宏
<抄 録>
本稿では、海外におけるプログラミング教育の実情を紹介することによって、国内におけるプログラミング的思考の教科導入の一助とする。
<キーワード>
プログラミング、コーディング、コンピュータ・サイエンス、アンプラグド、ICT、IOT
プログラミングで変えるカリキュラムアンプラグドで変わる授業デザイン 草津市立志津南小学校 乾 正哉
<抄 録>
平成28・29年度,草津市立志津南小学校は,文部科学省委託事業の研究校として,プログラミング教育を含む情報活用能力の育成に係るカリキュラムの作成や実践事例の創出に取り組んだ。その中から,カリキュラム・マネジメントによってプログラミング教育を校内研究に位置づけた過程(プログラミングで変えるカリキュラム)と,アンプラグドなプログラミング教育の実践例(アンプラグドで変わる授業デザイン)を示す。
<キーワード>
プログラミング教育,プログラミング的思考 アンプラグド,カリキュラム・マネジメント
特別支援学級でのプログラミング教育 草津市立玉川小学校 中井善久
<抄 録>
特別支援学級の自立活動の時間において,文房具を販売する活動(えんぴつやさん)に毎年取り組んでいる。えんぴつやさんの開店に向けて,計画・準備を行う過程の中で、子どもたちが対話・協働しながら,自分の課題をよりよく解決する手段・方法としてプログラミング(iPadアプリ「ピョンキー」を使用)に取り組み,情報活用能力の育成と,生き生きと関わり合うコミュニケーション能力の育成を目指す。
<キーワード>
特別支援学級 自立活動 プログラミング教育 ピョンキー 対話・協働 情報活用能力
小学校プログラミング教育に関する一考察 那珂市立芳野小学校 黒羽 諒
<抄 録>
本稿では,コンピュータを用いない小学校低学年のプログラミング教育の3つの実践について述べた。それぞれの実践について,プログラミング教育のポイント,活動状況,留意点という3観点から分析した結果,小学校1年生が高くプログラミング教育に順応していたことや,フローチャートが思考の道具として有用であることが考えられた。また,自己決定の場を設けることで,プログラミング的思考が活用され,学習者主体の授業をつくれることが考えられた。
<キーワード>
シーケンス,フローチャート,条件分岐,プログラミング的思考,アンプラグドプログラミング教育
小学校算数科におけるプログラミング教育の実践 柏市立柏第三小学校 小川裕也
<抄 録>
プログラミング教育に関する関心は高い。多くの教師が2020年までにどのような授業を展開しようか試行錯誤している。次期学習指導要領に示されている正多角形の学習においては、子どもに試行錯誤させる教材としてプログラミングを用いることが非常に有効であると考える。
<キーワード>
プログラミング教育、プログラミング的思考、小学校
プログラミング教育で創造力と自己実現能力をのばす 淡路市立大町小学 増子知美
<抄 録>
淡路市では,ロボット教材を使用したプログラミングの授業を試験的に行っている。児童は,ロボットを意図したとおりに動かすために,何度も試行錯誤しながら課題解決に向けて取り組んでいた。プログラミング教育必須化に向け,その実践を紹介する。
<キーワード>
プログラミング教育,プログラミング的思考,タブレット端末,レゴ,WeDo2.0
ロボット教材を活用した授業実践 荒川区立第二日暮里小学校 桑島有子
<抄 録>
総合的な学習の時間にロボット教材を活用し、プログラミングを実践した。子供たちはどのようにロボットを動かしたいかプログラムを考え、実際に目の前でロボットを動かすよさや面白さを感じながら意欲的に取り組んでいた。
<キーワード>
プログラミング教育、LEGOR Education、問題発見・解決、協働的な学習
論理的思考力を育むための音楽づくり つくば市立田水山小学校 柴沼智子
<抄 録>
音楽の学習での「音楽づくり」において,音楽的なまとまりを意識して表現したい音楽のイメージに近づけるための創作活動を目指して,歌声合成ソフト「ボーカロイド教育版」を導入した実践を行った。見通しをもたせるための相手意識・目的意識や,音楽的知識を生かすための〔共通事項〕の活用を通し,音楽を可視化した活動を展開することで,活発な対話と試行錯誤の繰り返しにより,音楽を完成させることができた。それにより自分の思いや意図を論理的に考え,表現する活動へとつながった。
<キーワード>
歌声合成ソフト「ボーカロイド教育版」,音楽づくり,プログラミング,論理的思考
小学校第6学年算数科「拡大図・縮図」におけるプログラミング教育の実践 茨城大学教育学部附属小学校 清水 匠
<抄 録>
小学校プログラミング教育では,児童がプログラミングを体験しながら,論理的思考力を身に付けることが求められている。しかし,教材の準備や教員の技能の問題など,大きな壁がある。同時に,教科の学習と関連させて実施する必然性を生み出すことに,最大の難しさがあると考える。そこで,プログラミングの考え方を,教科の課題達成のための手だてとして位置づけることで,無理なく教科の授業として実施できるプログラミング教育を提案する。
<キーワード>
小学校プログラミング教育,条件分岐,フローチャート,ドリトル
プログラミングを始めよう 金沢市立杜の里小学校 田口 優
<抄 録>
新学習指導要領には、小学校におけるプログラミング教育が明記され、多くのプログラミング教育に関する書籍を目にしたり、研修を耳にしたりするようになった。しかし、一方で学校現場では、「プログラミング教育とは何をすればよいのか」「プログラミングの授業はどの教科ですればよいのか」という疑問・不安の声も聴かれている。本稿では、これまでの教科学習の中にプログラミング教育の視点を組み入れた授業設計の在り方及びその成果と課題について考察する。
<キーワード>
プログラミング教育,プログラミング的思考,理科,ホワイトボード,教師用タブレット
教員養成におけるプログラミング教育の取組 茨城大学 大西 有
<抄 録>
小学校においてプログラミング教育を実践するために必要な資質・能力を身に付けた教員を育てるために,教員養成学部における指導はどのようにあるべきか。本稿では茨城大学教育学部における「情報教育プログラム」の取組について解説する。
<キーワード>
情報教育 ,情報活用能力,ICT,プログラミング的思考 ,情報教育の全体計画・指導計画
学習履歴/学習記録    コーディネータ:森本康彦(東京学芸大学)
学習履歴/学習記録を活用した教育の今とこれから 東京学芸大学 森本康彦
<抄 録>
近年,「学習履歴」「学習記録」という言葉をよく聞くようになった。これは,タブレット端末等のICT機器を用いて電子的に収集された学びの記録(データ)のことであり,実際は,「eポートフォリオ」または「学習記録データ」を構成する集合体の名称である。本稿では,現在,学校教育において,学習履歴/学習記録がどのように活用され,今後期待されることについて説明する。
<キーワード>
eポートフォリオ 学習記録データ 学習履歴 学習記録 主体的・対話的で深い学び 高大接続改革
学習履歴を活用した適応学習の可能性 東北学院大学 稲垣 忠
<抄 録>
学習者用端末の普及と教材の質的・量的向上により,個別の学習支援を可能とする適応学習への関心が高まっている.本稿では,その経緯とともに小学校算数科での利用事例を取り上げ,今後のICT環境の整備と教育課程の両面から,適応学習教材の可能性を検討した.
<キーワード>
学習履歴,適応学習,学習者用端末,算数,教育課程,学校と家庭の学習連携.
学習記録を活用した学びの事例 益田市立匹見小学校 木村真介
<抄 録>
児童がタブレットを調べ学習で使ったり、板書や学習の様子を撮影したりしながら学習を切り取って記録している。その学習記録が教材となって授業と授業をつなぎ、授業と家庭学習をつないでいる。1人1台の持ち帰りができるタブレットを活用している極小規模小学校の取組を紹介する。
<キーワード>
タブレット、学習を切り取る、学習記録
シリーズ:ICT CONNECT 21
ICTCONNECT21の今後に向けて 栗山 健
平成30年度横浜メディア教育研究会報告
〇テーマ:メディア教育と情報活用能力 後藤大二郎
情報コラム 情報の新しい捉え方
生物の情報処理 芦葉 浪久
無線LAN特集
〇「1人1台」+「防災.」で加速する学校の無線LAN環境整備
導入事例
恵那市教育委員会 導入事例
ICT教育の基盤として日常使いできる無線LAN環境整備
新宿区教育委員会 導入事例
新宿区立小・中・特別支援学校全校に932台の無線LANアクセスポイントを導入
◇サイバーセキュリティ教育研修事業開始



2018年3月号
平成30 年度第34 回「学習デジタル教材コンクール」作品募集
2017 年「情報教育コンファレンス」報告
◎今年度から全校(42校)で実施!〜柏市プログラミング教育がめざすもの〜
佐和 伸明
教員研修    コーディネータ:北澤 武
ICT 活用指導力向上のための教員研修の実際と課題 東京学芸大学 北澤 武
<抄 録>
本稿では,本特集に掲載されている小中高等学校の学校レベルの教員研修(校内研修)や自治体レベルの教員研修の知見を基に,ICT活用指導力向上のための教員研修の実際と課題について論じる。そして,各自治体の指導主事を支援するWebサイトの紹介をする。
<キーワード>
ICT活用指導力,教員研修,校内研修,自治体,アクティブ・ラーニング,タブレット端末
教員の主体性を引き出し,授業力を向上させるICT 活用授業の教員研修 世田谷区立烏山小学校 保田 誠之
<抄 録>
世田谷区立烏山小学校では,授業力向上をめざして,児童が教科学習の中でICTを利活用し,よりよい学習を進めるための授業デザインについて教員研修を進めた。ICT機器導入前からの研修,外部各団体と連携した研修の展開,研修成果の発表や成果物の提出を伴う場の設定を適切に設けることで教員のICT利活用に関する知識・技能が高まり,授業改善が図られた。ICTの利活用を授業デザインに取り入れることで授業力を向上させた教員研修の事例について紹介する。
<キーワード>
授業力向上  授業デザイン  ICT利活用
ICT 活用指導力向上のための教員研修 千代田区立神田一橋中学校 太田 耕司
<抄 録>
校舎の改修は、ICT環境を整備する絶好のチャンスである。また教員のICT活用指導力を向上させるためには、活用段階に合わせた研修が不可欠である。最終的には
集合研修ではなく、教員同士が相互に授業を観察し合うような自主的な研修にしていくことが望ましい。
<キーワード>
校舎の改修、 段階に合わせた研修、教員相互の授業研究、 導入の目的
ICT 利活用推進事業から 神奈川県立生田高等学校 天野 尚治
<抄 録>
本稿では,「ICT利活用授業推進指定校」の取組について紹介する。「ICT利活用授業推進指定校」とは,神奈川県による高校改推進事業一つで,他にも「授業力向上」や「プログラミング学習」,「理数教育」,「グローバル教育」等々の推進校が県内5ブロックに1校指定されている。この指定を受け,教員が共通理解する観点について,本校が取り組んできた4年間の足跡をまとめた。
<キーワード>
授業改善 21世紀型スキル クラウドシステム
グランドデザインに基づくICT 活用教育を目指して 新地町教育委員会 伊藤 寛
<抄 録>
福島県新地町はICT活用教育の充実に向けて研究テーマを定め,グランドデザインを設けた。また,次期学習指導要領の実施に向けて教員の指導力向上に資する研修を進めている。3年間という長期的視野に立って進めてきたICT活用指導力を高める研修について,どのような段階を経て実施してきたのかについて紹介する。
<キーワード>
教員研修,指導主事、段階,ICT支援員,授業研究会
プログラミング教育の教員研修の事例 相模原市立総合学習センター 渡邊 茂一
<抄 録>
相模原市ではプログラミング教育の推進のため,様々な教員研修を実施している。特に平成29年度は,全市立小学校72校の4年生で算数科のプログラミングの授業を実践するために,全校の4年生担任1名以上が参加する教員研修を計画・実施した。
<キーワード>
小学校,プログラミング教育,算数科,教員研修。
教員のICT 活用指導力向上を目指した取り組み 静岡県教育委員会 勝又 史博
<抄 録>
静岡県における文部科学省委託事業「指導力パワーアップコース」(平成27〜28年度)の取組と、その成果を生かした校内研修リーダー養成研修について紹介する。
<キーワード>
ICT活用指導力、校内研修プログラム、校内研修会、リーダー養成研修、次期学習指導要領
自治体におけるICT活用指導力向上のための教員研修の事例-岐阜県- 岐阜県教育委員会 各務友浩
<抄 録>
次期学習指導要領を見据え、学びの質や深まりを重視した主体的・対話的で深い学びに対応した授業設計及び授業実践を行うための教員等の資質向上や研修環境の整備が必要とされている。主体的・対話的で深い学びの実現には協働的な学びやICTの活用が有効とされており、これらに対応する研修プログラムが必要であると考えている。
本県では平成27年度から2年間、文部科学省「ICTを活用した教育推進自治体応援事業」の委託を受け、教員養成機関及び小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の4校種において、教員等のICT活用指導力向上を目的とした研修プログラムの作成および実証を行った。
<キーワード>
研修モジュール、研修プログラム、授業デザイン、アクティブ・ラーニング、協働学習、タブレット端末
自治体におけるICT活用指導力向上のための教員研修の事例−名古屋市− 名古屋市教育センター 堀 初恵
<抄 録>
名古屋市では,教員のICT活用指導力の向上をめざすため,教員養成課程を有する大学と連携して名古屋市版ICT活用研修カリキュラムを策定し,実証校で実践した。研修プログラムに沿った校内研修とICT支援員による授業支援について紹介したい。
<キーワード>
名古屋市版ICT活用研修カリキュラム 校内研修
研修プログラム 基礎編・応用編 ICT支援員
自治体におけるICT活用指導力向上のための教員研修プログラム-兵庫県- 兵庫県教育委員会 小森真一
<抄 録>
教員養成課程を有する大学と、教育研修センター、小・中・高・特の実証校と連携し、大学生からベテラン教員までの各キャリアステージにおいて習得すべきICT活用指導力を体系化するとともに、多様な研修体制に対応できる研修プログラムの開発と普及に取り組んだ。
<キーワード>
ICT活用指導力、個人差、地域差、多様な研修形態、キャリアステージ、eラーニング、モジュール
奈良県ICT活用教育エバンジェリスト 奈良県立高田高等学校 鹿島慎一
<抄 録>
児童生徒の情報活用能力を高め,情報社会の進展に対応した教育を推進する教員を育成するために,ICT活用教育推進エバンジェリスト(研修リーダー)を養成する取組が行われた。筆者自身がこれに参加し活動した内容を紹介する。「校種・教科・経験・スキルに依存しない多様な現職教員集団による研修」という点がこの取組の重要なポイントの1つである。
<キーワード>
ICT活用教育推進 エバンジェリスト 研修リーダー
多様性 教員の資質向上 情報活用能力
自治体におけるICT活用指導力向上のための教員研修の事例―佐賀県― 佐賀県教育員会 大家淳子
<抄 録>
佐賀県では,平成26年度より県立学校において,電子黒板はもとより,学習用パソコン(注)を用いた授業を展開している。また,市町立小中学校においても平成27年度に全普通教室への電子黒板の設置が完了した。これらにより,新たな学びに向けた授業づくりが進むなどし,県下の教員のICT利活用の意識やスキルは全般的に向上してきている。
佐賀県では,教員採用試験において,電子黒板を使った模擬授業を取り入れているなどICT利活用教育を重視していることから,平成27年度,28年度「ICTを活用した教育推進自治体応援事業指導力パワーアップコース」において,特に,佐賀大学教育学部,附属学校と連携しながら教員養成段階からICT利活用に関する人材育成を図る研修プログラムの開発を行った。
<キーワード>
ICT利活用教育,新たな学び,指導力向上,教員研修
熊本県における教員のICT活用指導力向上への取組 熊本県教育庁 溝口博史
<抄 録>
熊本県では,平成27,28年度の文部科学省の「ICTを活用した教育推進自治体応援事業」(指導力パワーアップコース)の委託事業にて,教員のICT活用指導力向上研修プログラムを開発した.この研修プログラムを活用している本県の研修について報告する.
<キーワード>
ICT活用指導力,研修プログラム,研修モジュール,リーダー養成,ブレンド型研修,ファシリテータ
明日を担う子どもたちのために〜長野県が目指すICT教員研修〜 長野県教育委員会 箕田大輔
<抄 録>
長野県では,平成25年度からICTの研究校としてパイロット校を指定し,教育の情報化推進委員会(PICT委員会)と共に実践研究を行ってきた。そこでは,機器の選定方法や教員研修の進め方,活用例の蓄積と共有を行い,その成果を各市町村教育委員会や各学校に発信した。さらに、今後継続して教員がICT活用指導力を向上させるため,教員自身の現状分析や評価,それぞれのキャリアステージにより身に付けておきたい事項など具体的な目標が明らかにするために研究を行った。
<キーワード>
ICT教員研修、主体的・対話的で深い学び
カリキュラム・マネジメント    コーディネータ:小柳和喜雄(奈良教育大学)
授業におけるICT活用とカリキュラム・マネジメント 奈良教育大学 小柳和喜雄
<抄 録>
ここでは,カリキュラム・マネジメントの3つの側面と関わって,子供の学習記録を蓄積したe-ポートフォリオが,学校での子供の学習状況の把握に,どのように役立つかに着目している。そしてこの取組が,教育内容の質の向上に向けた教育課程の一連の改善サイクルにどのような貢献可能性を持つかに言及している。このことを通して「授業におけるICT活用とカリキュラム・マネジメント」の関係を考えようとしている。
<キーワード>
e-ポートフォリオ.授業研究,カリキュラム・マネジメント
防災教育のためのカリキュラム・マネジメント 町田市立町田第五小学校 五十嵐俊子
<抄 録>
防災教育は待ったなしである。カリキュラム・マネジメントにより,防災教育の時間を確保する必要がある。ここでは,防災を中心とした指導内容を統合・追加・再構成して,未来へ生き抜く力の基盤となる基礎的・基本的な知識・技能を定着させるとともに,主体的・協働的・創造的に行動する態度を育成するための学び方の変革を図り,新たな教科等の枠組みを構築する研究開発に取り組んできた学校の事例を紹介する。
<キーワード>
カリキュラム・マネジメント 防災教育 生きぬく科
カリキュラム・マネジメントとその実現のための研修 甲南女子大学 村川雅弘
<抄 録>
カリキュラム・マネジメントとは,子供や地域等の実情を踏まえた上で,先行き不透明な次代を生き抜くために必要とされる資質・能力の育成に向けて,教科横断的な視点で教育課程を編成し,その実施のために校内外の人的・物的資源を活用し,諸データに基づき不断にその評価・改善に務めることである。全ての教職員がカリキュラム・マネジメントの意義や趣旨を理解した上で,その実現に主体的・協働的に参加するための研修の工夫が求められる.
<キーワード>
カリキュラム・マネジメント,育成すべき資質・能力,教科横断的な視点,PDCAサイクル,校内外の人的・物的資源の活用.
シリーズ:子どもが集う学校図書館
オンラインデータベースの活用 北川 繁男
シリーズ:ICT CONNECT 21
エストニアから日本の教育を考える 大久保 昇
シリーズ:プログラミング教育実証事業の成果報告
特別支援および異学年協働モデル 和田 沙央里
学習情報研究論文誌
「招待論文」プログラミング教育における論理的な思考とは何か
赤堀 侃司
情報コラム -情報の新しい捉え方-
物理学での情報 芦葉 浪久



2018年1月号
◆新年のご挨拶 新学習指導要領にICTの一層の活用を
◆学習情報研究会の必要性について
辻村 哲夫
澤井 進
教科学習におけるデジタル教科書   コーディネータ:中川一史(放送大学)
総説「デジタル教科書の可能性と課題」 放送大学 中川一史
<抄 録>〉
現在、デジタル教科書は、主に電子黒板を含む大型提示装置で教師の提示用に使う指導者用デジタル教科書と、主にタブレット端末環境で児童生徒が学習用に使う学習者用デジタル教科書が存在している。しかし、タブレット端末環境が今後さらに整備が進んでいくこと、一人1冊手元に置いて使う「教科書」の特性を鑑みると、学習者用デジタル教科書の議論が中心になっていくことと思われる。2016年に公開された「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議最終まとめや、今後出てくるであろうガイドラインにそって、デジタル教科書のあり方や基本線の議論が進められると思われる。一方で、デジタル教科書の可能性は何なのか、課題は何なのかをこのタイミングできちんと整理しておく必要がある。それは、制度や指針の問題だけではなく、実際に活用・開発・研究する立場からの知見が蓄積しつつあるからである。本特集では、それぞれの立場で現状のデジタル教科書と向き合い、ある意味格闘し、今後のあるべき姿を見据えている方々に執筆いただいた。そしてその前に、筆者なりに、可能性と課題をまとめていきたい。本特集テーマは毎年本誌でも取り上げられているが、その状況や指摘、実践の実際の推移も比較されると興味深いかもしれない。
<キーワード>
デジタル教科書・教材、活用、可能性、課題
再考:タブレット端末とデジタル教科書 東京学芸大学 加藤直樹
<抄 録>
児童生徒一人に一台が目指されていたタブレット端末とその上で動作する中心的なソフトウェアであるデジタル教科書。本稿では,それらの導入に向けての現状,筆者が進めてきた実践,そして学校での学びの中でこれらを用いるべきかについての筆者の考えを述べる。
<キーワード>
タブレット端末,デジタル教科書,デジタル教材,知覚,思考,外化,一人一台.
「デジタル教科書の位置付け」後の制度面の動向 信州大学 東原義訓
<抄 録>
文部科学省により2016年12月に公表された「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議の最終まとめを受け,文化審議会著作権分科会,教科用図書検定調査審議会では,デジタル教科書の導入に向けた検討が行われた。その結果,デジタル教科書についても対象となるよう著作権法の見直しを行うこと,デジタル教科書が検定を経ることを要しない方向性など,デジタル教科書実現に向けた制度面の準備が着々と進められている。
<キーワード>
デジタル教科書,著作権の権利制限,教科用図書検定基準
海外のデジタル教科書の動向 広島大学 二宮 皓
<抄 録>
IARTEM(国際教科書・教育メディア学会)(2017年9月)での経験に基づいてデンマークの事情を報告し、さらに多くの人が関心をもつシンガポールや韓国(デジタル化先進国でPISA学力が高い国)等についてに教科書研究センターの科研報告書を参考に、海外の動向について素人なりに報告し、若干の疑問点を述べている。
<キーワード>
デジタル教科書、IARTEM,デンマークの教育のデジタル化政策
指導者用デジタル教科書 金沢星稜大学 佐藤幸江
<抄 録>
普通教室で教師が中心的使用者となり,一斉指導型授業スタイルをベースに開発された指導者用デジタル教科書は,普及ベースに入りつつある。本稿では,一番時数の多い教科である国語における日常的な活用を紹介する。
<キーワード>
指導者用デジタル教科書 国語科 日常的な活用
国語科学習者用デジタル教科書を活用した授業改善の可能性 武蔵大学 中橋 雄
<抄 録>
学習者用デジタル教科書は、教育の質を高めることを目的として開発されているが、単に導入するだけで、その真価が発揮されるとは考えにくい。どのように学習者用デジタル教科書を活用すればよいのか、活用方法を検討する必要がある。本稿では、先導的な実践事例を分析することから、国語科学習者用デジタル教科書を活用した授業改善の可能性について検討する。
<キーワード>
国語科学習者用デジタル教科書、試行錯誤、思考の可視化、協働学習、指導方略
よりよいインタビューを目指して 関西学院初等部 野村真一
<抄 録>
「よりよいインタビュー活動」を目指し、「聞き手」や「話し手」が念頭におくべき言語技術を自ら発見する授業に取り組んだ。学習者用デジタル教科書のコンテンツ動画を適切に活用することで、有意義な気づきが相次ぎ、インタビュー活動の活性化につながった。
<キーワード>
話すこと・聞くこと インタビュー活動 学習者用デジタル教科書 コンテンツ動画の活用 
学習者用デジタル国語教科書の可能性 お茶の水女子大学附属中学校 渡邉光輝
<抄 録>
国語教科書がデジタル国語教科書へと進化したとき、学習はどのように変わっていくだろうか。学習者用デジタル教科書の可能性を考察するために、中学校で実践した授業を取り上げ、検討した。デジタル国語教科書は「編集可能なマルチメディアテキストであること」によって最もそのメリットが発揮されると結論づけた。.
<キーワード>
国語教科書 学習者用デジタル教科書 マルチメディアテキスト 情報活用能力
学校現場から見えるデジタル教科書の可能性 光村図書出版株式会社 鷹野昌秋
<抄 録>
学習者用のデジタル教科書を使った児童はどのようなよさを実感するのか。また,どのような学習上の効果が期待できるのか。本稿では,筆者らの行っている実証研究をとおして得られた児童や教師の声から,その可能性を報告する。
<キーワード>
学習者用デジタル教科書,国語,総ルビ機能,マーカー機能,思考の可視化,自覚化,共有化,対話的な学び
算数・数学科におけるデジタル教科書 埼玉大学教育学部 二宮裕之
<抄 録>
算数・数学教育におけるテクノロジー活用に関する研究成果を踏まえ,算数・数学科におけるデジタル教科書の在り方には,一方でこのような「デジタル」の要素を考慮しつつ,他方で従来からの算数・数学教育で重視してきた「アナログ」の要素を考える必要がある.
<キーワード>
算数,数学,動的幾何ソフト,関数グラフツール,数式処理ソフト,ハンズオン,ノート指導.
算数・数学科における学習者用デジタル教材活用 東北学院大学 稲垣 忠
<抄 録>
算数・数学科を学習する際、児童・生徒がデジタル教科書、デジタル教材を使う意義は何だろうか。「アニメーション」「シミュレーション」「ドリル」「自動化」「系統性」の5つの特徴に整理した。これらの授業および学習活動としての利用場面を整理した後、教科書会社各社の取り組みをレビューし、今後の方向性を考察した。
<キーワード>
算数・数学科、デジタル教科書、デジタル教材
小学校算数科における学習者用デジタルコンテンツの活用 東京都北区立赤羽台西小学校 長嶋俊作
<抄 録>
筆者が勤務する東京都北区の区立小中学校においては,パソコン室の設備更新に合わせて,校内無線LAN環境の拡充,ノートパソコンからタブレット端末への切り替え,パソコン室の廃止と普通教室でのICT教育の充実化を行っている.また,小学校においては,国語科と算数科の教員用デジタル教科書が配備され,広く活用されるようになってきている.
筆者が所属する北区小学校教育研究会・ICT教育研究部においては,そのような状況に合わせ,教師用デジタル教科書の活用,情報モラル教育,プログラミング教育などを中心に研究を行っているが,本稿では学習者用デジタルコンテンツの開発に関わった経験とその活用実践について取り上げる.
<キーワード>
小学校,算数科,学習者用デジタル教科書,情報教育,タブレット端末.
デジタルには無限の可能性がある 荒川区立第三中学校 西川慶介
<抄 録>
学校教育のなかではデジタル教材が普及し始め,授業の改善が進められている。それにともない年間指導計画や板書のスタイルの見直しも求められる。今後はさらにデジタル機器の操作や視覚的に思考を進めることが多くなる。それまでにデジタル教材をどのように活用すれば,効果が生まれるかを考えなければならない。また,同時に必要となるのが,教員の情報スキルや情報リテラシーである。本校での実践を基に今後の可能性について考えたい。
<キーワード>
デジタル教科書,デジタル教材,情報スキル,
情報リテラシー,タブレット型PC,ICTによる授業・評価の改善
開発者の立場から見るデジタル化のメリット 東京書籍株式会社 清遠和弘
<抄 録>
デジタル教科書についての議論をするとき,現在は「どのように使えば効果的か」という,使用者の立場から論じられることが多い。本稿では,開発者の立場からデジタルならではの表現方法を用いて教科書の可能性をどのように広げられるかについて考察を試みた。
<キーワード>
デジタル教科書,算数
タブレット端末  コーディネータ:秋元大輔(さわやかちば県民プラザ)
「タブレット端末ならでは」の授業での活用 さわやかちば県民プラザ 秋元大輔
<抄 録>
タブレット端末の導入が進んでいる。地域によって導入規模(台数)、導入目的(教師用、児童生徒用、両用等)、導入方法(自治体で導入、家庭で購入、寄贈等)は様々だが、授業での活用が進んでいる。様々な校種で様々な形で活用される「タブレット端末ならではの授業での活用例」を紹介し、タブレット端末の授業での効果的な活用について考える。 
<キーワード>
タブレット端末,ICT機器活用、授業でのICT活用
タブレット端末を活用した学習 船橋市立塚田小学校 金子直也
<抄 録>
本実践は、4・5人のグループに1台のタブレット端末を活用し、地域の幼稚園や駅、飲食店で働く人々にインタビューを行い、それをもとに地域を紹介するCMを作った。作成したCMを地元のケーブルテレビで流してもらうことを学習のゴールとした。
<キーワード>
タブレット端末 総合的な学習の時間 CM作り 地域の方にインタビュー
習得した技能を活用した日常の実践を促す家庭科学習  仙台市立錦ケ丘小学校 石井里枝
<抄 録>
家庭科の学習を知識や技能を習得するだけでなく,日常生活での実践につなげるため,単元を情報活用型プロジェクト学習として構成した。プロジェクトに取り組む必要感を高めるため,NHK for School『カテイカ』を視聴し,タブレット端末を活用して個々の課題意識に寄り添った情報収集や編集・発信ができるようにした。このことで,習得した技能の活用を促し,目的に応じた工夫や実践につなげることができた。
<キーワード>
情報活用型プロジェクト学習 タブレット端末
中学校理科におけるタブレットを活用した授業づくり 松阪市教育委員会 楠本 誠
<抄 録>
筆者は昨年度まで中学校理科で,生徒1人1台のタブレットを活用した授業実践を行ってきた。これまでの反省も踏まえ,授業のねらいに迫るために,タブレットの活用をどのような視点で捉え,授業をデザインしたかをまとめた。授業実践の一例と共に紹介する。 
<キーワード>
タブレット,ICT機器活用,中学校理科
「対話的な学び」を生むタブレット活用 船橋市総合教育センター  大澤幸展
<抄 録>
本市では,ICT機器活用推進教員(ICTAT)育成事業を実施している。10人の教員が,貸与された10台ずつのタブレット端末を活用して実践研究を行っている。その中から生まれてきた10台のタブレット端末ならではの活用法について「対話的な学び」という視点で検討した。
<キーワード>
対話的な学び,Active,Adaptive,タブレット端末
高等学校におけるモバイル性を生かしたタブレット端末活用 千葉県立袖ヶ浦高等学校 永野 直
<抄 録>
千葉県立袖ヶ浦高等学校情報コミュニケーション科では,2011年より生徒が私物としてのiPadを持ち込み,学校教育活動全体において,様々な用途で活用している。これまで7年間の取り組みから,特にモバイル性を活かした実践事例について紹介する。
<キーワード>
タブレット端末,BYOD,私物端末活用,教科指導におけるICT活用,モバイル端末
シリーズ:子どもが集う学校図書館
『個人課題研究』における情報ツールの利用と実際 私立茗溪学園中学校高等学校 三島侑子
<抄 録>
本校教育のかなめである『個人課題研究』における情報探索期において,各種情報ツールがどのように利用されているのか,その実際について報告する。
<キーワード>
学校図書館,探究学習,情報収集,オンラインデータベース,ラーニングスキル.
シリーズ:ICT CONNECT 21
小学校6年間系統的プログラミング教育 つくば市総合教育研究所 毛利 靖
つくば市桜並木学園 中村めぐみ
<抄 録>
つくば市では,小中学校9年間において,ICTを活用し21世紀型スキルを育む学習に取り組んでいる。21世紀型スキルとしてCooperation 協働力,Communication 言語活用力,Critical thinking 思考・判断力,Computational thinking プログラミング的思考,Comprehension 知識・理解力,Creativity 創造力,Citizenship 社会力・市民性を掲げ,その頭文字をとり7C学習として,未来を担う子供たちのために授業改善に取り組んでいる。今回は,その中でComputational thinking プログラミング的思考を取り上げ,プログラミング教育について紹介する。
<キーワード>
プログラミング教育,6年間系統的,プログラミング的思考,プログラミン,スクラッチ,マイクロビット,マインクラフト
シリーズ:プログラミング教育実証事業の成果報告
総務省プログラミング教育実践事業報告 奈良女子大学附属中等教育学校孝 二田貴広
<抄 録>
大都市圏に集中するプログラミング教育の機会。しかし、日本の国土の大部分を占める中山間地や離島などではプログラミング教育の機会が得られにくい。そこでTHE NARAJO PLANでは、ICTを活用して大都市圏とそれ以外の地域に生じるプログラミング教育の〈格差〉の解消を図った。
<キーワード>
総務省クラウド、ICT活用、メンター、エビデンス
学習情報研究論文誌
投稿手続き及び投稿要領
「日英バイリンガル百人一首かるた」と「デジタル百人一首ソフト」のコラボレーション
坂井岳志/坂本勝/岸上英幹/柏木功
情報コラム -情報の新しい捉え方-
情報の特性 芦葉 浪久