キノコは菌類に属し、分類学上はカビに近い仲間です。
その本体はカビのような菌糸というものです。
キノコとは胞子をつくるための器官で、ある時期に肉眼で見えるようになったものなのです。
日本には少なくとも約5000種のキノコがあると言われますが、日本のキノコの分類はまだ十分ではなく正確な数はわかっていません。また、日本でとれるキノコの内で正式な名前の付いているものは、その約3分の1とも言われています。
普段スーパーなどで見るシイタケ、マイタケ、ナメコなどは、食用として人工栽培されています。このほかにも食べられるキノコは、たくさんの種類があります。ここでは、食べておいしい野生のキノコを紹介します。
ただしキノコを毒キノコか食用キノコか見分けることは、非常に難しいことです。野生のキノコを食べる時は、専門家の意見に従うなど、十分注意をしてください。
参考資料:東京都保健局
社団法人農林水産技術情報協会HP内「野生のきのこの世界」柴田 尚(写真/文)
URL http://www.afftis.or.jp/products/index.html
夏から秋のはじめにかけてモミ、ツガ類の林内や広葉樹の林内地上に群生する。このアンズタケは、その名のとおりアンズの実のような良い香りがする。もちろん食用になり、味にもクセがない。
晩秋から春にかけて各種広葉樹の切り株や倒木上におり重なって発生する。ヒラタケというきのこは知らなくても一般に「しめじ」という名称で売られているきのこの事だといえば大抵の人は思い当たあたるにちがいない。野生の株は人工栽培されたものより歯ごたえ、味ともにずっとよい。
夏から秋にかけてコナラ、クヌギなどの広葉樹林やシラビソなどの針葉樹林内の地上に点々と、あるいは列状に発生する。全体が非常に派手な色のために、はじめは気味悪がられるが、一度味を覚えると病みつきになるほどだという。ヨーロッパでは皇帝きのこと呼ばれ珍重されている。
夏から秋にかけてカラマツ林内地上に発生する。カラマツ林では最も一般的なきのこで、各地で食用きのことして利用されている。胞子を林内に散布することによって増殖することができるようになり、特産品のきのことして利用しようとする試みも行われている。