せいさん  かてい
生産 過程 (レンガができるまで)

 

さいくつじょう 
採掘場
げんど                                              こうじょう  ちか    ほう    のぞ  
原土の採掘場は、できるだけ工場に近い方が望ましい
             い                              のほろ  ちいき               もと        ねんどそう 
ことは言うまでもない。野幌地域では、"元野幌粘土層"という
げんりょうど                きゅうりょう ちひょう ちか      ほうふ      ぶんぷ 
原料土が、野幌丘陵の地表近くに豊富に分布していることから、
ようぎょう  はってん                    ふる     じだい             ひろ    こうじょうしきちない        じゆう 
窯業が発展してきた。古い時代ほど、広い工場敷地内から自由に


さいくつ めいじ たいしょうじだい ゆそうほうほう 採掘していた。明治から大正時代にかけての採掘・輸送方法は、 つちとりば じんりょく さいしゅ げんど 土取場から人力によって採取した原土を、トロッコで馬搬していた。 とうき ば はこ はるつか 冬季には、馬そりで運び、春使うまでねかせておいたりもした。 しょうわ ねんだい とう きかいか すす 昭和30年代からは、ブルドーザーやダンプカー等の機械化が進み, きんこう 工場近郊からも採掘するようになってきた。

こうじょうぜんけい
工場全景
     
        ほっかいれんがごうしがいしゃ             のほろちいき       げんぞん        さいこ                  こうじょう 
この北海煉瓦合資会社は、野幌地域に現存する最古のレンガ工場である。
たいしょう             ふかわれんがこうじょう               そうりつ        しょうわ            げんそしき  
大正10年"布川煉瓦工場"として創立し、昭和5年に現組織に
へんこう            げんざい             ふつう                 のうぎょうようどかん                                        とう 
変更した。現在でも、普通レンガや農業用土管、インターロッキング等の


せいさん おこな 生産を行っている。

げんりょうこ  
原料庫 
      
げんりょう          ねんど      すな    ちょぞう                へや                しょ 
原料である粘土や砂を貯蔵しておく部屋が3ヶ所ある。     
             へや       おお                たて     メートル   よこ           たか 
一つの部屋の大きさは、縦30m・横5m・高さ3mである。


      はいごうこんれんしゃ ねんど べつべつ い そくど ちょうせい   配合混練砂と粘土を別々のマス(室)に入れる。速度を調整しながら、 いってい わりあい ねんど すな ま あ   一定の割合(粘土7:砂3)で混ぜ合わせていく。
     
    
 
ロールクラッシャー
                        ねんど              くだ     きかい                 さいきん            すいぶん    きんとう    
生石や死石、粘土などを砕く機械である。最近では、水分を均等に
                       ふ      わ             かんが 
クラッシャー振り分けする考えもある。
           
  
      
スクリーンフィダー 
                     
ねんど      すな             す      あ              きかい   
粘土や砂などを摺り合わせる機械である。
                     
   
ど  れんせいけい き    いりぐち   
土練成形機(入口)
         
ねんど      すな             ま          ね   
粘土や砂などを混ぜ、練る機械である。
            しんくう                                くうき      だっすい   
また、真空ポンプで粘土から空気を脱水させる。


                       でぐち 
土練成形機(出口) 
                すんぽう                ミリメートル                            かたわく    つ                  ね  
レンガの寸法(230mm×110mm)の型枠を付け、よく練りあがった
ねんど       お      だ    
粘土を押し出す。




    せつだんき  
 切断機
 
 お      だ             ねんど                      せん    いってい                せつだん 
押し出された粘土を、ピアノ線で一定の寸法に切断する。




 
しょきかんそうしつ    
初期乾燥室
すいぶん                        パーセント                                                                    はんせいひん   
水分が21〜22%で230mm×110mm× 67mmの半製品を、
しつど                                  おんど                              およ    むふうじょうたい     へ  や   
湿度90〜100%・温度25℃〜35℃及び無風状態の部屋で、
   にち            はん         お 
2日〜2日半ほど置いておく部屋である。

 
ほんかんそうしつ   
本乾燥室
          
すいぶん                                         じょじょ    だっすい        やく                    かん 
水分21〜22%の半製品を徐々に脱水し、約7〜10日間かけて水分8%で湿度30%・
                        へ
温度40℃を経て、約110℃の温度をかけて半製品を水分1〜0%にするラインである。


  ほうち (約1.5〜 2日間放置)

しょうせいだいしゃ   
焼成台車
           だいしゃ                まい つ 
一つの台車に676枚積むことができる。





   
かまづ   
窯積み
 ひ    とお                    きんいつ     や      あ                     やく            ていど               ま      あ 
火の通りをよくし均一に焼き上げるため、約2cm程度のすき間を開けながら
てさぎょう              だん つ      あ                                  に くず        こうりょ  
手作業で10段積み上げていく。また、荷崩れも考慮していく。



   
   
トンネルキルン(入口)
いちど      おんど       あ              きれつ      ま             はっせい                            しなもの   
一度に温度を上げると亀裂や曲がりが発生しやすいので、品物によって温度や
そくど                                          けいさん        けってい  
速度などのヒートカーブを計算して決定する。



なが   しょうせいたい ぽん かく じどうおんどせいぎょ 長さ50mの焼成帯には10本のバーナーがあり、各温度センサーと自動温度制御により、 せいぎょ   温度を制御していく。

   
   
トンネルキルン(出口)
さいこうおんど                          せいひん                れいきゃく              きれつ              しょう   
最高温度1200℃の製品をすぐに冷却すると、亀裂などが生じるので出口
               したが                  ひ                                   ふきん
になるに従って温度を冷やしていく。出口付近では、75℃〜85℃になる。




   
せいひんけっそくき   
製品結束機
               めん     しようほうほう     こわ                                                せいひん    かたち                  まい 
レンガの面の使用方法で壊れやすくならないように、製品や形によって5枚・
                           けっそく    かず     か
6枚・10枚と結束の数を変えていく。




    せいひんちょぞう  
 製品貯蔵
せいひん        いろ    かたち                          やく            しゅるい                            う                      おお   
製品は、色、形などによって、約100種類にもなる。よく売れるものは多く、
                               すく        あつか                  しょうりょうたひんしゅけいこう  ねんねん つよ
そうでないものは少なく扱っている。少量多品種傾向が年々強くなっている。




    せいぞうこうていぜんぱん                      がぞう           
〔製造工程全般〕(ビデオ画像) 


れ ん が つ
煉 瓦 積 み

   
   れんが       つ                 どうぐ   
〔煉瓦を積むための道具〕












           どうぐ  かいせつ
           道具の解説

                          
       かなづち      たがねを打つ。

        れんが      さかん         まいつ   いじょう       しよう
       煉瓦ごて・佐官ごて 1枚積み以上のとき使用する。

        めじ         めじ   せいけい
       目地ごて      目地の成形をする。

                め き       れんが    せつだんめん   けず    わ
       たがね・目切り   煉瓦の切断面を削ったり割ったりする。
          

        すみ    すみ        すいへい しら
       墨さし・墨つぼ   水平を調べる。


    れんが       つ     かた 
〔煉瓦の積み方〕
れんが       つ     かた    くみづみほう     よ                       あ        さい                    へきめん    とくちょう 
煉瓦の積み方は組積法と呼ばれ,積み上げる際には,その壁面の特徴からフランス
 づ                     しゅるいほど    ぶんるい                        かべ    あつ                    はんまい づ 
積みなど10種類程に分類できる。また壁の厚さによって半枚積み・1枚積み・
                                ぶんるい                にほん              めいじ  しょき              がいかん    うつく 
2枚積みなどにも分類できる。日本では,明治初期までは外観の美しいフランス




づ おお もち たいしんせい もんだい ご づ しゅりゅう 積みが多く用いられていたが,耐震性の問題から,その後はイギリス積みが主流 しょうわ のほろ ちゅうしん くうかん づ だんねつ となった。このほか,昭和30年ころ,野幌を中心に,コバ空間積みという断熱 こうりょ とくしゅ つ かた りゅうこう もち を考慮した特殊な積み方が流行した。サイロなどに用いられた。



    れんが       つ     ようす                       がぞう           
〔煉瓦を積む様子〕(ビデオ画像)